インターンシップの選考を“突破”するポイント

プロが指南 就活の極意
野村証券が平成28年に実施したインターンシップで、同社社員にプレゼンテーションする学生=東京・大手町

 学生の夏休みを活用し開催されるインターンシップは複数の参加方法があります。その一つが、就職活動の本選考と同様にインターンシップでも試験が課されるケースです。しかし、多くの学生が「対策といっても何をしたらいいの?」という状況のため、選考過程で落ちてしまう学生が大半です。今後、本選考でも必要な知識になりますので覚えておきましょう。

 インターンシップは大学のキャリアセンターからも参加することを促されるため、応募する学生は多いです。しかし、インターンシップに参加する意義を見いだせないまま応募することが多く、「選考対策」がおろそかになっている学生が多く見られます。ここで話す就活での選考とは、主にエントリーシートやグループディスカッション、そして一番難関となる面接を指します。甘く考えている学生が多いですが、「インターンシップの選考は受からない」がこの業界の常識です。いかに選考を突破するかがポイントになりますので、対策は必須です。

 エントリーシートに関しては、自分の手でしっかり書くことはもちろん、客観的に添削してもらうことでほとんどの学生が一定レベルの水準に達することが可能です。しかし、人とのコミュニケーション能力が問われるグループディスカッションや面接の対策に関しては、シチュエーションによって対応の仕方が変わるため、エントリーシートと比べると対策が難しくなります。

 また自己分析や企業研究をすることはもちろん正しいのですが、企業のことや自分のことを理解したからといって面接がうまくいくわけではありません。特に就活は受験と異なり、正解が分からないことが多くあります。結局は選考という「人によって正解が変化する場」での勝負になりますので、一つのことに固執しすぎず、柔軟に対応する力を身につける必要があります。

 このような選考を突破するためには、選考と直接関係する“準備”が必要となります。例えば面接では、「結論から、端的に、分かりやすく」というのが基本ですが、練習をしていないとこれら3つの基本を取り入れることは難しいと思います。学生に限らず大人でも面接という慣れない空間は緊張しますし、限られた時間だからこそたくさん伝えないといけないという焦りが裏目に出て、結局何が伝えたいのか分からないということにもつながります。それを防ぐためには、そのための準備が間違いなく必要です。例えばスポーツでの大会に参加する際に、多くの時間を練習につぎ込んで勝利を目指すのと同じように、就活においても選考というある種の試験を突破するためには、そのためのグループディスカッションや面接の練習が必要です。対策する場所はありますので、自身の振る舞い方や伝え方が初対面の人にどう映るのかということをしっかり把握しておくことが重要です。

 企業研究や自己分析に取り組むことは重要なことです。しかし、インプット作業に時間をかけ、アウトプット対策をしないのでは選考を通過することは難しくなります。常に選考までの時間と逆算しながら準備の仕方を変えてください。毎年、選考対策がおろそかになる学生がいますので、アウトプットの練習も同時並行で取り組んでください。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

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