【TVクリップ】「グッド・ドクター」山崎賢人 - 産経ニュース

【TVクリップ】「グッド・ドクター」山崎賢人

フジテレビドラマ「グッド・ドクター」に出演する俳優の山崎賢人(寺河内美奈撮影)
フジテレビドラマ「グッド・ドクター」に出演する俳優の山崎賢人(寺河内美奈撮影)
ピュアで子供のような気持ちを持った小児外科医
 「このドラマをきっかけにして、小児外科医という仕事に興味を持ってもらいたい」と意気込む。発達障害でコミュニケーション能力に問題を抱えつつも、驚異的な記憶力を生かして、偏見や困難を乗り越え、小児外科医として成長していく主人公の新堂湊を演じる。原作は2013年に韓国、17年にアメリカで放送された同名ドラマ。今作は日本の小児外科医の厳しい現状に合わせて描かれている。
 小児外科医とは一般的に、0歳から15歳までの患者の、脳と心臓以外のほぼ全ての器官を担当する。手術や内視鏡などの専門的な手技を行うことができるが、日本全国に1千人もいないという。「小児外科医が足りないために、救急でたらい回しにされる子もいると聞きました」と嘆く。「主人公が考えていることは『1人でも多くの子供を大人にしたい』ということ。このドラマで現状を知ってもらい、改善に役立ったら(演じる)僕もうれしい」
 医師役は初めて。「プレッシャーもあるが、手応えも感じている」と話す。実際に病院に行って取材し、演技の参考にしたという。第1話冒頭の事故で、大けがを負った子供の応急処置をする場面など「医師らしいテクニックを披露しているので、見てほしい」と笑う。
 演じる新堂は、対人関係や言語発達に偏りがある「自閉症スペクトラム障害」と、特定分野で優れた能力を発揮する「サヴァン症候群」を抱える研修医。驚異的な記憶力をもとに正確な診断を下すが、退院を楽しみにしている難病の子供に「退院できない」と率直に伝えるなど、人の機微が分からず、問題を起こしがち。同僚の瀬戸夏美(上野樹里)らとぶつかることも少なくない。
 「(主人公は)ピュアで子供のような気持ちを持っている。ただただ患者を助けたいだけ」と話す。組織の論理を理解し、大人の心配をする瀬戸について「どちらも正しい。みんな真剣に何が正解か考えていて、そういう病院の先生たちって良いなと思いながら、演じている」。
 小児外科が舞台の作品とあって、子役も多く出演する。「一緒に話しているのが楽しい」といい、「別の撮影現場で一緒になった子もいて、『会ったことあるよね』となったこともある」と和気藹々(あいあい)の様子。「すてきな共演者や子供たちと一緒にドラマを作っている。毎週、楽しみにしてほしい」と笑顔をみせた。(文化部 三宅令)
 ●フジテレビ、木曜午後10時
 やまざき・けんと 平成6年生まれ。22年、俳優デビュー。翌23年には映画「管制塔」で主演。その後も「四月は君の嘘」や「斉木楠雄のΨ難」など数多くの映画で主演を務め、29年はドラマ「陸王」(TBS系)に出演、30年には「トドメの接吻」(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演を果たす。現在、主演映画「羊と鋼の森」が公開中。