【プロが指南 就活の極意】「就職留年」は不利か? - 産経ニュース

【プロが指南 就活の極意】「就職留年」は不利か?

就職活動で面接に向かう大学生=6月1日、東京都千代田区
 この時期になると街でリクルートスーツを着た学生を見かけなくなります。平成31年に入社する学生たちの就職活動が一旦落ち着いてくるからです。この時期に内定が取れていなかったり、受ける予定の企業の数が少なかったりするとあきらめの気持ちや焦燥感が大きくなると思います。しかし、「夏採用」「秋採用」という言葉があるように、就活は終わりではありません。受けることが可能な企業は多いので、最後まであきらめないでほしいと思います。
 それでも悩むのが就職留年をするか否かです。3年ほど前までは秋採用まで続け、納得できない学生が就職留年をしていたのですが、最近は6月に実施される選考で結果が出ないと早々に見切りをつけ、就職留年を決断する学生が増えています。そこで、今回は就職留年に関してお伝えしようと思います。
 まず就職留年とは、一度就活したものの、思うようにうまくいかなかった、第1志望の企業に行けない学生が、あえて卒業せずに再度就活に挑戦することです。毎年この時期になると、大手企業に絞っていた学生は受けられる企業が少なくなるため、就職留年してもう一度挑戦しようと思う人がたくさん出てきます。
 内定塾で開催している「無料相談」でも多くの学生から就職留年するか迷っているという相談を受けます。ここで気になるのが、「就職留年は不利になるのか」という部分です。インターネットなどで検索すると「就職留年をすると面接でかなり突っ込まれる」「ある業界では就職留年者には絶対に内定を出さない」などと都市伝説のように騒がれていますが、毎年多くの就職留年者を見る限り、一度就職留年をしたからといって、選考に大きく影響することはないと考えています。
 就活では自身のやりたいことをある程度明確にして、それを実現できる企業に入社できることが理想ですが、多くの学生は企業に合わせた志望動機を練り上げ、給料や世間体を意識して就活しています。そんな「不純な動機」で入社しても、すぐに辞めてしまったり、仕事に対するやる気が低かったりするよりは、就職留年しても自身のやりたいことを固めて入社してくれたほうが、企業側から見た時の印象は抜群に良いはずです。また、「若いときの1、2年は関係ない。だからこそ、いろんな経験をしてほしい」と考えている人事担当者は非常に多いです。
 もちろん、就職留年を勧めているわけではありませんが、適当に会社を選ぶよりは、じっくり考える時期があってもいいということです。また、一度就活すれば、やりたいことや夢についても深く考えるでしょう。さらに就活全体の流れもある程度分かっているので、効率的に行動できるでしょう。就活は周りとの競争ではなく、夢や目標を実現できる場所を探すことだと思いますので、時には立ち止まることを恐れずに、自身を見つめ直す時間を確保してはいかがでしょうか。(「内定塾」講師 齋藤弘透)
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