「ウルトラマンR/B」平田雄也&小池亮介

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「ウルトラマンR/B(ルーブ)」に出演しインタビューに応じる俳優の平田雄也さん(右)と小池亮介さん(宮崎瑞穂撮影)

シリーズ初の兄弟ウルトラマン

 50年以上の歴史を誇る「ウルトラマンシリーズ」の最新作で、兄弟役での主演を務める。長い歴史の中でも、主人公が兄弟で、その家族が描かれるのは初めてだ。

 「僕は実際には一人っ子ですが、近所にいる3人きょうだいの様子が役のイメージになっている」と平田。小池は「僕は2人兄弟の弟なので、そのまんま。ただ自分より下の19歳という設定なので、大人になりきっていない成長段階の自分を思いだしながらやっている」と明かす。

 2人は、ウルトラマンティガからダイナ、ガイア、コスモスなどが放映されていた時代に幼少期を過ごした。小池は「まだ小さかったので、ストーリーよりはウルトラマンのカッコよさを見ていた」という。平田は野球少年だったため、「当時は夕方放送だったので、野球の練習と重なっていた。それでもあこがれはあった」と話す。

 主役を射止め、「あこがれていた人に自分がなるというのは変な感じだけど、演じるイサミはヒーローっぽいヒーローでもないので」と泰然自若の小池に対し、平田は「最近、ようやく自覚がわいてきた。俺はウルトラマンなんだ、とふっと思うこともある」と打ち明ける。

 家族の絆が深く描かれる今作は、「家族のシーンが本当に多く、みんなの口癖が『何を撮ってるんだっけ』と、ウルトラマンシリーズであることを忘れさせるほど」と口をそろえる。撮影の合間にも、平田が女優のYOUのものまねをして和ませるなど、家族らしい雰囲気がすっかり出来上がっているようだ。

 「実際には見えていない怪獣への緊張感」や「普通よりもオーバーに反応する」といった特撮ならではの撮影にもようやくなじんできた。第1話でウルトラマンになるきっかけをつかむシーンでは「生半可な気持ちの変身ではカッコよくない」(平田)、「派手に見えるけれど細かい。でも変身は一番大事なシーン」(小池)と、ヒーローらしさの自覚も備わった。「物事に対する熱さ」(平田)や「一つのことを突き詰めるタイプ」(小池)という役と自身との共通点が、ドラマが進んでいく中で、どのように醸成されていくのか。新たなヒーロー像が楽しみだ。(文化部 兼松康)

 ●毎週土曜 テレビ東京 午前9時~

 ひらた・ゆうや=右 平成5年生まれ。神奈川県出身。25年から俳優活動を開始し、26年の舞台「WILD HALF ~奇跡の確率~」で主演。現在は日本テレビの情報番組「ZIP!」にも出演。

 こいけ・りょうすけ=左 7年生まれ。静岡県出身。22年、ミュージカル「エア・ギア」でデビュー。23年に「水戸黄門」で時代劇出演も果たした。殺陣・日舞などもこなす。