“つもり”はNG! 早めの準備を

プロが指南 就活の極意
損害保険ジャパン日本興亜の面接に臨む学生たち=6月1日、東京都新宿区(宮崎瑞穂撮影)

 6月1日は就職活動のニュースが多く報じられます。平成31年春に卒業を予定する大学生らを対象とした主要企業の面接が解禁されるためです。3月以降、多くの就活生たちが寝る間を惜しんで対策をしてきたのもこの日のために準備をしてきたといっても過言ではありません。

 しかし、実はもう一つの就活がスタートする日でもあります。それは1つ下の学年となる3年生らを対象に実施されるインターンシップの解禁日なのです。インターンシップに参加すると早期選考に案内されるといった優遇処置があることから、事実上32年卒の大学生の就職活動がスタートしたといえます。そのため、早い時期から就職活動に向けて動き出してほしいところなのですが、学生の反応は鈍いようです。ここ最近、いくつかの大学を訪問させていただいている中で、キャリアセンターの方々が口をそろえて話すことは、「インターンシップに向けてうちの大学3年生が本腰を入れてくれない」とのことでした。1つ上の先輩たちが就活を終えていないため、自分たちの就活が始まるといった実感がわかないようなのです。後になって気づいても後悔につながってしまうので以下内容を把握し、今から行動に移していきましょう。

 現行のスケジュールでは、以下4点を理解しておく必要があります。

 (1)準備期間が短期間のため、企業選択の幅が狭まる(出合える企業が少なくなる)

 (2)準備不足で就活に臨むと挽回が困難になる(就職留年のリスクが増加する)

 (3)大企業や有名企業は学生が集中するため、人気企業の多くは数ではなく質を重視する

 (4)就活が長引いてしまうと情報収集に苦労する(留年を選択する学生が多いため)

 特に、(2)については、深刻な問題ととらえています。就活を終えた多くの学生から「こんなにやることが多いとは思わなかった。もっと早めに就活の準備を始めていれば、もっと納得できる就活ができた」といった声が多数聞かれます。

 やはり経験してみないと分からないことが多いようです。就活は人生で初めての経験になります。そのため、「何をしていいのか分からない」からスタートします。インターネットの活用、キャリアセンターや先輩からの情報収集などである程度は把握しても、どうしても「つもり」になってしまい後悔につながってしまうのです。

 だからこそ、学生には準備期間を長く確保し、早めに対策をとってほしいと思います。就活は自己分析、業界分析、エントリーシート・履歴書作成、筆記試験対策、面接対策など取り組まなければならないことが多くあります。1日で対策ができるほど甘いものではありません。「まだ先の話だから実感が湧かない」「就職活動は夏季休暇明けからにしよう」などと考えている方は今すぐ就職活動の一歩目を踏み出してください。一歩踏み出すことで自信が生まれますし、成果を得ることができます。ぜひとも皆さんの置かれた現状を理解していただいた上で、就職活動に取り組んでいただきたいです。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

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