受動喫煙防止条例「いろいろな意見や考え方が活発に交わされることが、意識啓発という観点から喜ばしい」

小池知事定例会見録
会見を行う東京都の小池百合子知事=22日午後、都庁

《22日午後2時から都庁会見室で》

 【知事冒頭発言】

 「まず、4点、私の方からご報告をさせていただきます。まず、今週18日に、大阪府北部で最大震度6弱の地震が発生いたしました。改めまして、犠牲になられた方々に対しまして哀悼の意を表するとともに、被災されました皆様に心からのお見舞いを申し上げたく存じます。日々、被害状況が、細かい部分も含めて明らかになっておりますけれども、応急復旧の段階に入っているというのが現状だと認識しております。被災地域から要請があった場合は、都といたしまして、速やかな、そして必要な支援、応援をしてまいりたいと存じます。そしてまた、都内におきまして、緊急の対応でございますが、学校におけますブロック塀などの状況、それから通学路の安全確保について、都から区市町村、それから各学校に対しまして、安全点検の実施とともに、点検結果の報告を求めたところでございます。今後、調査結果を取りまとめるとともに、国と連携しながら対応を検討していくことといたしております。それから、民間のブロック塀、これは、もう都内あちこちにあるわけでありますけれども、この件につきましては、安全対策などの普及啓発を行っているところでございます。今回の事故を受けまして、まずは所有者による自己点検の方法、それから、ブロック塀の改善に活用できる助成制度について、耐震ポータルサイトにおいて新たに情報提供いたします」

 「そして、例えば、『きっと来るその日に備えて耐震化』という冊子が以前からございます。そして、一番最後のところに、『建物と一緒にブロック塀の点検、対策も行いましょう』ということで、ブロック塀の劣化するメカニズムと、そのメンテナンス法、それから転倒防止対策など、こういった冊子も、これまでも出しているところでありまして、今回、また、この部分なども特出しをして、皆さんにどのようにして安全を確保できるかということについて、お知らせしてまいりたいと思います。それから、今回の地震でありますけれども、まず、大都市の直下で起こったということが一つの大きなポイントであります。その点、都におきましての災害対策を進める上で、大きな教訓が得られるものと考えております。引き続き、大阪府などにおけます被害の状況、それから対応の仕方などの情報収集に努めてまいります。その結果を検証いたしまして、都の施策に活かしていく考えであります」

 「それから、都民の皆さんも、『災害は忘れた頃にやってくる』と言いますが、最近は忘れる前に、さまざまな災害が次から次へと襲いかかるというような状況。常に防災意識を持って、いざというときに適切な行動がとれるように、日頃から備えをしておいていただきたいと存じます。今回も、お一人住まいの方で、タンスか何かの家具の転倒で亡くなられていた方が、後で発見されるというような事案があったかと思いますが、例の、突っかえ棒なども改めてその効果を認識し直して、今のうちに対応できる方はやっておいていただきたいと思います。また、そのうち『忘れるかな』と思った頃に、何がやってくるかわからないわけでございますので、今日できることは、今日やっておかれた方が良いかと思います。

それから、さまざまなこの防災については、ご承知のように、災害発生時にとるべき行動、いかなるものがあるかなど、例の黄色い表紙の東京防災、それから、ピンクの表紙の東京くらし防災、それから、スマートフォンでもさまざまなこれらのノウハウについて、東京都防災アプリというところをご覧いただければ参考になるかと思いますので、是非、参考にして、ふむふむと、それで納得するだけでなく、行動に移していただいて、ご対応の方を、よろしくお願いしたいと存じます。詳細は、総務局、教育庁、都市整備局にお聞きください」

 「二つ目でありますが、LED電球の交換についての改めてのお知らせでございます。このLEDの電球交換というのは、家庭での省エネを進めるというもので、『家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業』と銘打ちまして行ってきたものでありますが、これに新たな展開を加えていきたいと思っております。昨年の7月10日から1年間、事業期間で開始いたしました家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業でございますが、これまで、都内約1000の地域家電店、そしてまた量販店の皆様方に、LED電球の交換、そして省エネアドバイスにご尽力いただいてまいりました。また多くの都民の方々にご参加いただいたわけでございます。こうした都民一人ひとりの行動の積み重ねで灯り始めた省エネムーブメントでございます。この火を消さずに、さらに大きくしていきたいということでございまして、それで、これまで皆様方からいろいろなご意見も頂戴いたしております。そして、都民の皆様方がより参加しやすい新たな仕組みで、8月15日から、事業を開始いたします」

 「新しい方法で、年度末までの実施ということであります。LED電球への交換をきっかけとして、都民の省エネムーブメントをさらに広げていきたい。そして、家庭のCO2の削減につなげていきたいと思います。昨今の石油価格も若干、こう上振れしているということなど、産業界は、非常に利益にも経済効率にも熱心でございます。一方で、お一人お一人、また、家庭においては、電気料金がそのまま自動振込になっていたりすると、なかなか、ピンと来ない部分があるかと思いますけれども、しかしながら、家庭でのCO2排出の多くを占める照明ということに改めて着目していただいて、是非、都とともに、CO2の削減、地球温暖化防止対策にご協力いただきたい。それは必ず、電気料金が安くなるということで返ってまいりますので、それを体感していただきたいと思います。そこで新たな仕組みでございますけれども、白熱電球に加えて、電球形の蛍光灯も対象といたします。切れた電球も対象とするということで、その幅を広げます。ご持参いただきます電球の個数は1個といたしまして、これまでは2個だったのですけれど、白熱電球または電球形の蛍光灯を1個持参していただきますと、それによってLED電球1個を無償で交付するというものでございます。これまで、白熱球はもう大分、『もう、うちにないよ』と、『あっても、1個だから2個にはならない』というようなお声もいただいてまいりました。ここは『1個と1個』に変えるということで、普及を促進する方を優先したいと思います」

 「それから、交付するLED電球でございますが、これまで、E26型という、ちょっと大きめのというか、普通のというか、そういうものでありましたけれども、今回は、それより一回り小さなE17型という、いわゆる小型のものも対象といたします。バルブの大きさが変わってきますので、それによって、このスキームのより使い勝手を良くするという方向に持っていきたいと思っております。それから、ご持参いただいた電球でございますが、その場で確認済シールを貼りまして、そして、それぞれお持ち帰りいただくという方法で、より家電店の方の負担も軽減していくという仕組みといたしました。現在の事業で一度交換した方も、8月15日以降、新たな仕組みでもう一度、LED電球を受け取ることができますので、一回来られて2個持ってこられた方、『うちにまだもう1個あったわ』ということでお越しいただければと思っております」 「受取の場所でありますけれども、参加協力店リストというのは、後日、ホームページなどで公表してまいりますので、お近くの電気店、そして量販店にお越しいただければと思います。現在の事業でありますが、まずは7月9日の段階で一旦終了とさせていただき、今申し上げましたような新しいスキームで、7月10日から8月14日までの間に、LED電球受け取ることはできませんので、ご注意いただきたいと思います。新しいスキームに変わるまでの間、若干お休みとさせていただきます。詳細は、環境局にお聞きください」

 「それから、ちょっと変わったお知らせでございます。『都庁おもいでピアノ』というのをスタートしたいと思っております。これは、都民の皆様から募集したピアノを都庁舎内に置いて、誰でも自由に弾いてもらおうというものでございます。この都庁おもいでピアノと銘打ったプロジェクトでございますが、ラグビーワールドカップ2019や、東京2020大会などを控えまして、都庁舎を訪れる国内外からの方々というのは本当に増えております。こういったたくさんの国内外からのお客様が来られる都庁舎に、ピアノの音楽が流れると、それもそこにたまたまいらした方で、ちょっとピアノがお上手な方、『自分で弾いてみようかな』と思われる方は、弾いていっていただければ良いというものでございます。そして、お客様同士が音楽を通じた交流を促進していただければと思います。そして、ピアノを演奏する方、その演奏を聞く方、それぞれの思い出づくりに役立てるということを目的としたいと思います。また、演奏会の実施などでの活用についても、今後、検討していきたいと思います」

 「そこで、設置する場所でございますけれども、都庁の第一本庁舎1階南に、全国観光PRコーナーがございますけれども、その前のスペースを活用していきたいと思っております。そこで、冒頭申し上げましたように、設置するピアノでございますけれども、これも思い出の詰まったピアノにしたいと思っておりまして、都民の皆さんからのご寄贈をいただきたいというものでございます。グランドピアノでお願いしたいと思います。昔から使っているアップライトのピアノ、グランドピアノ、それぞれご家庭で、今も弾かれていたり、物置になっていたり、いろいろだと思いますけれども、かつて熱心に弾かれていたピアノ、今では弾かれなくなったものもあるかと思いますけど、そういうピアノを活かして、多くの人々に楽しんでいただきたい。そうなれば、とても素晴らしいことではないかと思います。言わば、都民による都民のためのピアノを通じた思い出作りということでございまして、募集につきましては、今日から東京都のホームページ上でスタートいたしますので、ご覧いただければと思います。都民の方が所有されているグランドピアノをご提供いただきたいと思います」

 「今後の予定でありますけれども、締切は7月31日といたします。ただし、応募10件に達した時点で終了させていただきますので、お早目に手を挙げていただければと思います。10件全部を引き取るというのではございませんで、その中から調律や今後使用するのに相応しいものかどうかというのを見させていただくために、10件という小さな数字に限らせていただくと。個別に訪問させていただいて、ピアノの状態の確認、それから『どんな思い出がありますか』といったような聞き取りなどをさせていただくことといたします。9月上旬には、どのピアノにさせていただくか、寄贈いただく方を決定してまいりたいと思います。その後、手続き、それからピアノの調整などを行いました上で、来年の2月頃に設置することといたします。なお、ピアノも古いのから新しいのからいろいろだとは思いますけれども、このピアノに、若干装飾を施すことも今後検討してまいりたいと思います。趣旨にご賛同いただける都民の皆様方からの寄贈のお申し出について、お待ちしているところでございます」

 「ちなみに、都庁舎の展望室には、昨年度だけで来室者が延べ210万人に上る、大変人気のユニークベニューとなっております。そして、そこに自由に弾いていただくピアノを置くことによって、今、シチリアの空港に置いてあるピアノを、もう無茶苦茶上手な方が弾いていったり、子どもさんがポロポロと弾いたりとかいうテレビもございます。それから、今年の3月には、音楽学校があります国立市で、ストリートピアノということで実施もされていまして、『Play Me,I‘m Yours』という世界的なキャンペーンがございますので、その東京版ということでお考えいただければと思います。折角の思い出のピアノを、都庁で活かさせていただきたい、音楽でみんなでつながっていきたいという趣旨でございます。詳細は、財務局にお聞きください」

 「それから、今日は後ろの背景も少しいつもと違うのですけれども、例のカッパバッジができました。デザインを公表いたしまして、東京150年を記念する復刻版のカッパバッジでございます。10月1日が都民の日でございまして、都の施設、それから都電が無料となる目印として、この10月1日の都民の日には、さまざまな都民への還元ということが行われるわけですが、このカッパバッジが、今回のこの復刻に当たって、皆さんに喜んでいただける企画を実施することにした、その中身についてのご報告でございます。まず、かつてと同様に、カッパバッジを着用していただいて、こっちが復刻版、こっちが新しい版であります。新しい方は3色、三つの選択ができるようになっております。例えば、江戸東京博物館や上野動物園などの都施設というのは、これは、カッパバッジがなくても都民の日というのは、そもそも、もう入場無料にしていたのですが、今年に限りまして、150周年ということで、カッパバッジの着用は10月1日の都民の日だけでなくて、9月29日、30日も無料とするということであります。そのほか、都営交通、ゆりかもめなど、9月30日に利用できます子供乗車券を配布させていただきます。それから、多くの民間企業などにもご協力を賜りまして、例えば、東京スカイツリーとか、としまえんとか、サンシャイン水族館など25の施設で、特定の期間、無料、割引とさせていただくものでございます。さらに、バッジを購入いただいた方からは、抽選で招待させていただくスペシャルイベントも用意いたしております」

 「それから、上野動物園は、休園日であります9月25日、1000名限定で特別に開園するということになります。その日は1000人で上野動物園貸し切り状態ということになるのでしょうか。よって、ちょうどその日が、命名1周年を迎えます大人気のシャンシャンに会えますし、ジャイアントパンダに関してのさまざまな企画も実施する予定といたしております。それから、同じく都庁舎内を巡るツアーであったり、東京の安心安全を支えるインフラ施設、それから、2020年の大会会場をグルグル回るバスツアーといったような、普段は体験できないような企画も用意いたしておりますので、是非ご応募いただきたいと思います。このバッジの価格でございますけれども、多くの都民の皆さんがお求めやすいように設定いたしております。それから、色が付いておる方のデザインですけれども、安齋氏デザインの新作です。タモリ倶楽部の空耳アワーの方のデザインによるものであります。それから、昭和52年に小島功さんがデザインした方は、復刻版になっております。2個セットで600円、単品で、それぞれ300円となっております。それから、単品については、カプセルトイ、いわゆるガチャガチャでも販売いたしまして、これには新作の色違い、ピンクと黄色も加えまして、子供たちが楽しめるようにするということでございます。いずれも、都庁舎内の店舗、観光案内所、書店、百貨店など、都内の各所で7月10日から販売を開始いたします」

 「東京150年であります今年の秋でございます。是非バッジを着けて、東京のさまざまな場所にお出かけいただいて、改めて東京の魅力を発見していただきたい、そういう趣旨でございます。

また、7月19日から23日までの5日間でありますけれども、都庁の南展望室におきまして、明治時代の東京の風景をVRで体験できる、特別な双眼鏡を置きます。『TOKYO TIME TRAVEL SCOPE』と呼んでおります。7月19日から23日、その『TOKYO TIME TRAVEL SCOPE』というのを覗いていただくと、今見える明治神宮とか、ここから見えるさまざまな東京の景色が、昔はどうであったかということがそのまま見えるというVR体験でございます。東京の街並みの変化や、東京150年の歴史を実感できることかと思いますので、是非、多くの皆さんにお越しいただければということでございます。詳細は、政策企画局にお聞きください。私の方から、以上、たくさんございましたが、4点ご報告させていただきました」

《質疑応答》

 --大阪の地震を受けてのブロック塀への対応について今後の対応として、助成制度をさらに拡充していく考えはあるか

 「まず、ブロック塀でありますけれども、子供に、今回は学校のブロック塀が倒れたということもございまして、特に学校での通学にも関係してくる。そこでの安全の確保ということで、先ほど申し上げましたように、区市町村、各学校に対して、安全点検の実施をしてもらう、そして、点検の結果の報告を求めております。6月29日締切といたしておりまして、その後、都の方で精査いたします。それから、区市町村、学校法人などについては、国の方も、文科省の方も動いておりますので、連携しながら速やかな対応をしていくということでございます。それから、今の政府の方でありますが、全国の小中学校でブロック塀を撤去する、または改修するという、その費用が必要になった場合の補助金の活用について、国の方で今、検討が行われていると聞いておりますので、まずそれを確認すると同時に、小中学校における施設の安全対策は設置者であります区市町村、学校法人が実施するものではございますが、今申し上げましたように、国とも連携しながら、都といたしましても、今後の対応は検討していきたいと思います」

 「それから、民間については、先ほどの、民間への助成は、区市町村の制度を紹介してまいりたいと考えております。情報提供、これからもしっかりやってまいりまして、ブロック塀というのは本当にあちこちにありますので、どのような形でやっていけるか、区市町村はそれぞれさまざまな制度を持っていますので、それを都としてご紹介していくというところから始めていきたいと考えております」

「 それから、多分、新宿新聞さんから今日もご質問が出るのではないかなと思うので、お答えしておきますと、今回も帰宅困難者の問題が改めて、都といたしましても注目してきたわけでございます。そして、今回、これ、定例議会の方でもお答えしたんですけれども、基本的に、行き場のなくなった帰宅困難者の受入先確保のため、一時滞在施設の確保も進めてきた。その一環として、一時滞在施設の一層の拡大を図るために、民間事業者の協力を得ていくことが必要ということで、増やしてきております」

 「そして、民間事業者の費用負担の軽減を図るということから、水や食料などの備蓄品の購入に対する補助を行うということ、これについてご質問がございましたので、先の代表質問の際にお答えさせていただき、水、食料などの備蓄品の購入に対する補助を行うとともに、税制面からの支援として、備蓄品を保管する備蓄倉庫に対する固定資産税などの減免を行ったところでございます。これら、実効性ある、帰宅困難者に対してのさまざまな支援、取組、それから、それを実際に受け入れてくれる民間事業者に対しての支援措置など、これから、まだ大阪の方でもさまざまな検証が行われることでしょうから、これらのことも踏まえながら、東京で起こった場合にはどうなるのかなど、検討していきたいと思います」

 「それから、私自身、関心を抱きましたのは、外国人への情報の到達がどうなるのかということについては、改めて確認もする必要があるかと思います。チャランチャランという最初の警報のような、スマホを通じてのあれが鳴るのかどうかも、私ちょっと確認しておりませんけれども、鳴るとどういう意味があるのかというのも教えて差し上げないと意味がわからないし、かえってパニックを誘ってしまうかもしれません。そういったことなどを含めまして、大阪はまだ検証する段階にも至っておられないかもしれませんが、各方面からの分析をさせていただくと同時に、いつ、どこで起こっても、同じ課題があるかと思いますので、今回の大阪の皆様方にはお見舞い申し上げるとともに、お互い、都市型の災害についての知見などは、是非共有していきたいと考えているところでございます」

 --LEDの交換事業なんですけれども、こちら、元々100万個の交換を目標に掲げていたが、その目標はこれからも維持するのか

 「数もさることながら、これは予算を組んでおりますので、予算が消化しなければ、その分、余剰として、予算はそのまま残るわけですが、目的はLEDを普及させることによって、CO2の排出を削減をし、そしてまた、一人ひとりの地球温暖化、また、省エネムーブメントに対しての意識を高めていこうということが目的であります。100万個という目標を掲げておりますけれども、今回は、それをさらに実質的に普及させるためのさまざまな方法を考えたわけでございます。よって、予算が活用されるということを目標として、そして、より多くの方々にご参加いただくということを目標としていきたいと考えております」

 --受動喫煙防止条例について自民党と共産党が修正案を出す  「今、国の方でも健康増進法の改正ということが行われております。審議が行われております。また、参議院において対案が出されるとも聞いております。こちらが国の方。そして、都におきましては、昨日も厚生委員会が開かれて、活発な参考人からの事情、意見聴取ということが行われて、意見交換もされたと伺っております。自民党さんの方からも対案が出されておりますし、また、共産党さんからも紙巻きたばこと同等に扱うべしという、加熱式たばこもということで、私はむしろ、受動喫煙に対して、皆さんのいろいろな意見や考え方、これが活発に交わされることが、まず意識啓発という観点からも喜ばしいことではないのかなと思っております。今、議会の方でご審議いただいておりますので、それぞれ都民のための一番良い方法ということを見つけていただくと同時に、私どもの提案を、都側が提案をさせていただいている今回の条例案を成立させていただくようにお願いしたいと思っております」

 「加熱式につきましては、その医学的な分析結果というものが、まだまだ不十分であるという考え方もございます。その意味で、その予防的措置という観点からのご意見ではないかと、このように思います。それも一つの考え方であろうと思います。いずれにしましても、都議会の方で受動喫煙防止対策について熱心なご議論が続き、そして、結果をお出しいただき、そして、実効性ある条例ができることを心から望んでおります」

 --カイロ大の卒業について一部の報道で卒業証書に関して、以前、著書に載せたものと2年前にテレビで示したもので内容が違うという指摘がある

 「私はそういう報道には接しておりませんが、卒業証書というのは1枚で、そして、額に入れたりするものであります。卒業証明書というのは、就職のときとか必要なときに自らの卒業を証明するものであると。必要に応じて大学が発行してくれるものでございます。今、どの辺についての疑義を言っておられるのかよくわかりませんけれども、これについては、卒業証書は1枚でございますし、それ以上のものはないと思っております。よって、これは卒業証書は1枚であって、そして、それは大学が正式に発行した唯一のものであるということでございます」

 --大阪地震に関連して、知事は無電柱化を目指しているが、ライフラインで特に気になった点は

 「まず、今回、水道、ガスの復旧は、地域によって遅れているところがあると、これは無電柱化のときに常に言われることでありまして、『日本は地震国だから、電気は電力は電柱なんだよ』と説明がされることが多いわけであります。実際、今回このように、復旧は確かに電力の、電柱は早い、大体、復旧を早くするために電柱というのはあるわけで、その後は、地中に埋められることが多いんです。これまで、テンポラリーな状況が、ずっと日本は戦後続いてきたということであります」

 「私は以前から、さまざまな技術的なチェックも行われておりますけれども、いかにして安全安心で、かつ復旧も早期にできるのか。ですから、以前、国交省、それから総務省、経産省など、関係する機関がつくばで実験などやっておりますけれども、そしてまた、海外の事例などは、電力線をそのまま埋めてしまうのです。そうすると、『切れた』、『復旧だ』というときには、スーッと抜くわけにもいかなくて、そこはまた掘り返すようなことになるので、ですから、私自身はこれからのまだ技術が半ばではありますけれども、やはり、レンコンのような形で、かつ通信線と電力線を離さなければならないというような考えであったのが、それをあまり離さなくても良いということになりますと、このレンコンの中にそれぞれ入れられるということも可能だと聞いております。そうすることによって、復旧の方も早くなるのではないかと思います。また、水道においてもガス管においても、大体こういう場合、何が問題かというと、継手になるわけです。最近は、さまざまな技術改良によって、そういった継手の部分などもより柔軟な、かつ、安全なものもできつつあると聞いております」

 「いずれにしましても、これらのライフライン、今後、東京においても大阪においても、どの地域においても、老朽化ということが課題になり、今回報告させていただいている工業用水の問題も、結局、それを更新するお金との関係などからも今回の報告に至っているわけでございます。よって、これからの持続可能な、そしてセーフシティ、安全安心なまちづくりというのは、そのような、今回の例も踏まえて、より効果があって、かつ、安全安心な都市づくりになるか、そういった意味でも、帰宅困難者の問題などもありますが、ブロック塀や水道、ガス管等々、それから無電柱化、こういったことは総合的に解を求めていくべきではないかなと思っております」

 --地震に関連してラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックと大きなイベントを控えている

 「今回、大阪でも、地震に慣れておられない方、外国の方々など、大変驚かれたと思います。今日、一つ残念なニュースでお伝えしなかったのは、これはまた関係ないのかもしれないんですけど、MONOCLE誌で、ずっと東京は1位を誇ってきたといって、私はすごく自慢してきたのですけれど、なんと2位に後退してしまったのです。これは、地震とか、そういうことではないのですけれども、というか、ミュンヘンがより頑張ったということかもしれません。というので、イギリスのMONOCLE誌の方で毎年、世界の『住み良い都市ランキング』、毎年、この3年間は1位を誇ってきた東京が2位になってしまったということであります」

 「理由はさまざま、ミュンヘンがいかに頑張ったかという理由はいっぱい書いてあるのと、それから、東京が一つ下がってしまったというのは、原宿の駅舎をどうするのかがまだ見えてこないというのが向こうの関心事であって、だから、そんなこともあったと思いますが、やはり私は、これからのビッグイベントのときに、災害が起こったときどうするかというのは、先ほどの外国人に対しての情報到達が今回も十分ではなかったのかもしれないという反省があるならば、それをベースにして、そういった災害についても、十分に考えておく必要があるだろうと思います」

 「それを思い返せば、ちょっと変な話、変な話というか、飛びますけども、64年にピクトグラムというのは、あれ、東京の大会のレガシーの一つですよね。誰もが、世界中の人が、「こっちが非常口」というのがわかる、男性トイレ、女性トイレ、最近両方もあるようですけれども、あのピクトグラムというのは東京大会のときに生まれたもので、それが今も世界中で使われていると。同じような形で、災害のときの方が、改めてピクトグラムでもう少し詳しくするとか、今、これはジャスト、本当に、アイデアに過ぎませんけれども、何か、そういった形で準備をすると、言葉の問題です、一言で言うと。それを徹底すべきだと、改めて大阪の事例を見ながら考えたところであります」

 --地震の関係で東京防災の外国語の対応が英中韓という現状だ。例えばアラビア語やフランス語など言語を広げる考えは。LEDの関係で新たな展開をするが、知事がピコ太郎と共演した映像が2個1が前提だった。映像差し替えは

 「ピコ太郎さんの件は、ちょっと検討いたします。いろいろと契約などもあることでしょうから、ちょっと確認はしますが、でも、多くの方が、私の知り合いの方も、『うちにもう2個ないのよね』と言われる方が結構多くて。買って、別に新しいのを買っていくのもなんだしねという、それは禁じてますしね。ということで、1個にするというのは、広がりをより付けるという意味であります。それから、最初のご質問だった地震ですけれども、東京防災、そして東京くらし防災も、両方、それぞれ翻訳はしております。ただこれは、果てしなく全ての言語に変えるというのも大変な話で、ちょっとこの辺りはITとの関係でどうすれば良いかを考えたいと思います。基本的な事項については、いくつかの主な言語でお知らせするというのをベースにしていくというのが、現実的なのかなと思っております」

 --帰宅困難者問題で大切なのは、避難場所がどれだけ確保されているかということ。国立競技場でも避難場所をつくる話があったがどうなっているか。新宿西口には既存の超高層ビルがあるが、1、2階ロビーを開放すれば、相当の避難場所として使えるのでは

 「了承いたしました。頑張ります。というか、皆さんが安心できる、そういう最善策を考えていきたいと思っております」