【スポーツ異聞】日本の名馬が世界を席巻 ディープ産駒が英国クラシックを制す - 産経ニュース

【スポーツ異聞】日本の名馬が世界を席巻 ディープ産駒が英国クラシックを制す

16歳となったディープインパクト。産駒が日本だけでなく、海外の有力レースでも勝利を収めている=2018年1月、北海道安平町(高橋茂夫撮影)
 国内の競馬で活躍した名馬が種牡馬となり、国内外の大レースを席巻している。
 現役時代にクラシック3冠など10のGIタイトルを獲得したディープインパクト(16歳)産駒のサクソンウォリアー(牡3歳)が5月5日、競馬の本場、英国の皐月賞に相当する2000ギニー(GI、2000メートル芝)を制し、世界を驚かせたかと思いきや、フランスでは同じディープ産駒のスタディーオブマン(牡3歳)がフランスダービーの前哨戦と位置づけれられているグレフュール賞(GII、2100メートル)を勝った。
 日本国内では昨年まで6年連続でリーディングサイヤーに輝き、産駒が数々の重賞レースを獲得しているディープインパクトは欧州で産駒が着実に成績を残し評価を高めている。
 サクソンウォリアーは世界的生産者グループの「クールモア」が母メイビーを日本に送り、ディープインパクトを種付けしてノーザンファームで生まれた。その後、アイルランドで調教され4戦4勝。1809年創設の伝統レース、2000ギニーに勝ったことで、6月2日、英国のエプソムで開催されるダービー(GI、約2410メートル芝)では1番人気に推される可能性が高く、そこでも勝てば、種牡馬としての価値は高まるはずだ。
 ディープといえば、2006年、世界最高峰のレース、凱旋門賞に挑戦、断然の1番人気に推されたが、結果は3着入線(後に失格)に終わった。その悔しさを産駒が晴らすことができるか。
 米国では、ハーツクライ産駒の日本産馬ヨシダ(牡4歳)が5月5日、米国のチャーチルダウンズ競馬場でケンタッキーダービーの1レース前に行われたオールドフォレスターターフクラシック(GI、1800メートル芝)で優勝した。
 ヨシダの父は有馬記念を制するなど日本国内外で19戦5勝のハーツクライ(17歳)で、サンデーサイレンスの後継種牡馬。北海道安平町のノーザンファーム産で、15年セレクトセール1歳部門に上場され、外国のバイヤーが1億152万円(税込み)で落札した。
 ハーツクライ産駒の外国調教馬としても初のGI勝利となった。
 日本では他にも新たな有力種牡馬が出現した。
 オルフェーブルだ。初年度産駒エポカドーロがクラシックレース皐月賞(4月、中山競馬場2000メートル芝)を快勝したのだ。
 オルフェはディープインパクトと同様、日本のクラシック三冠馬。父はステイゴールドで、父の父はサンデーサイレンス。母の父は菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念などを勝ったメジロマックイーンで、長距離を中心に幅広い距離に適応できそうだ。
 日本の種牡馬が世界でも最高レベルにあることを証明している。