【プロが指南 就活の極意】「仲間」を作ることのメリットとデメリット - 産経ニュース

【プロが指南 就活の極意】「仲間」を作ることのメリットとデメリット

合同企業説明会の会場では、リクルートスーツの学生が企業のブースに集まった=3月1日、大阪市住之江区(前川純一郎撮影)
 「就職活動は1人で行うもの」と考えている学生は意外と多く存在します。しかし、働いたことがない学生にとって、1人で全てやるのは限界があります。そこで今回は就活する上で、「就活仲間」の是非について話したいと思います。
 就活仲間は、さまざまな企業の情報を交換したり、選考の情報を共有したりするなど、切磋琢磨(せっさたくま)し合える仲間のことです。大学によっては「就活支援団体」が存在しており、彼らが提供する講座を受講しながら、仲間を積極的に作る学生もいるようです。所属しているサークルのメンバー間で就活仲間を作ったり、企業のインターンシップ先で出会った外部の学生と連絡を取って仲間を作ったりすることは、非常に有意義なことと考えられます。
 毎年、就活生を見ていると、1人で突っ走ってしまう学生よりも、周りと協力しながら就活に臨む学生の方が、モチベーションを保ちながら最後まで頑張り続けることができていると感じます。
 また大学受験と異なり、就活には偏差値のような明確な基準がないため、現在の準備状況が誤っていないのか判断できないまま本番を迎えてしまう学生も多いと思います。内定塾の講師としての見解は、就活仲間は必要です。その上で就活仲間のメリットとデメリットについて紹介させていただきます。
 【就活仲間を作るメリット】
 (1)情報の量が増える
 (2)エントリーシート(ES)添削や他己分析などができる
 (3)モチベーションを維持できる
 (4)自分の考えを整理できる
 (5)自分の現在値を客観視できる
 【就活仲間を作るデメリット】
 (1)周りに流されてしまう
 (2)傷のなめ合いになる
 (3)焦りを感じやすい
 (4)情報に惑わされる
 メリットに関しては容易に想像できると思いますが、就活仲間を作ってしまうと、「自分本位に進めにくい」というデメリットも生じます。例えば、周囲の仲間が人気企業ばかりを狙っていると、「自分も知名度が高い企業を受けなくてはいけない」という意識が芽生えてしまい、「周りに恥ずかしくない企業を選ばなければ」と無駄なプライドが生まれてしまう可能性があります。特に、高学歴の学生ほど周りに流されやすい傾向がありますので、就活では「自分が何をやりたいのか」という“自分主体”で考えるようにしてください。
 また、意識の高い学生の仲間であれば問題ないのですが、そうではない学生同士が集まってしまうと単なる愚痴の言い合いになってしまいます。「人事の見る目がないから落ちた」「あの企業は俺には合わなかった」などのフレーズが飛び交うようになると、単なる傷のなめ合いになってしまい、意味のない関係になってしまうので気をつけてください。そして、同じような業界や企業を受けた場合に自分は落ちて友人が通ったという情報が入ると取り乱してしまう可能性があります。
 就活は競争ではありませんが、どうしても周りの動向が気になるものです。仲の良い友人が就職先を決めても、自分が決まっていなかったら心から喜べないこともあるでしょう。ときには一人になって周りの「雑音」を排除することも必要かもしれません。
 就活仲間を作ることは就活では非常に有効な手段ですが、「自立した判断基準を持つこと」が前提となります。多くの学生は保護者や友人、世間の目を過剰に意識するため、自らの考えとは異なる判断で就活を進めてしまいがちです。周りに流されることのない強さを就活で培ってほしいと思います。(「内定塾」講師 齋藤弘透)
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