【TVクリップ】坂上忍「直撃!シンソウ坂上」 - 産経ニュース

【TVクリップ】坂上忍「直撃!シンソウ坂上」

「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ)の坂上忍=東京・台場のフジテレビ(三尾郁恵撮影)
「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ)の坂上忍=東京・台場のフジテレビ(三尾郁恵撮影)
人に言葉ぶつけていきたい
 “ジャーナリズムバラエティー”と銘打った番組の大きな柱が、自らニュースの当事者に敢行する直撃取材だ。「遠慮してると理解できることも理解できなくなる。当然、怒られることも覚悟で全て聞いていく」
 4月26日の放送では「戸塚ヨットスクール事件」で実刑判決を受けた戸塚宏氏を直撃した。体罰容認姿勢を崩さない戸塚氏に最後にかけた言葉が「かわいそうなおじいちゃん」だった。「話を聞いて納得し切れない自分がいて、ボクの感想と視聴者が感じるだろう共通のワードは何だろうというときに、『かわいそうなおじいちゃん』が思い浮かんだ」
 毒舌で知られるが、言葉の選別は大事にする。
 「ボクが『かわいそうなおじいちゃん』と言うことで留飲が下がる視聴者もいる。でも、その言葉をはくことによってボクが悪者になれることもある。『いや、目上の人に対してそれはないでしょ』って。そういうバランスですね」
 インタビューについて、「頭の中でシミュレーションはあるが、その通りに進めると相手の人間っぽさは出てこない。流れで聞きたいことを聞いてキャッチボールにならないと人間味って出てこないと思う。やっぱり一番大事なのは人間味。そこを一番気にしている」という。
 直撃取材とともに、番組では昭和・平成の事件史の“今”を資料映像も交えたドキュメンタリードラマで放送する。これまでに、人質ら7人が殺傷された三菱銀行北畠支店立てこもり事件(昭和54年)などを取り上げた。三菱銀行事件を契機に、金融機関では防犯カメラの導入が進んだ。
 「昔のことであっても今につながっている部分は多分にある。この番組を通して過去から現在から色々なものを掘り起こし、人に言葉をぶつけていきたい。“生声”を聞くというのはこの番組の一つの特徴。画(え)が撮れないから行かないじゃなくて、そういう発想はそもそもいらない」と今後の番組作りでは刑務所での接見も視野に入れたいという。
 現在抱えているレギュラー番組は7本。これに、12匹の愛犬との「2時間半ぐらいかかる朝の地獄の5回の散歩」があり、週末に自ら主宰する子役養成スクールでの「いい気分転換」という指導があり、「自分の時間はないですね。全部仕事っていうか責任ですね」。(文化部 大塚創造)
 ●フジテレビ 木曜午後9時~
 さかがみ・しのぶ 昭和42年生まれ。東京都出身。俳優、タレント、映画監督、演出家などマルチに活躍している。3歳から劇団に所属。47年にフジテレビの「下町かあさん」でドラマデビューし、国民的子役として活躍した。テレビのレギュラーは現在、「バイキング」「ダウンタウンなう」(いずれもフジ)など。“潔癖症キャラ”で、愛犬家としても知られている。