【スポーツ異聞】サッカー韓国女子やっとW杯出場 メディアは日豪戦に不満も - 産経ニュース

【スポーツ異聞】サッカー韓国女子やっとW杯出場 メディアは日豪戦に不満も

アジア・カップで韓国代表(左)は、辛くもW杯出場権を獲得した(共同)
岩渕(左端)が攻め込んだが、アジア・カップの日韓戦はスコアレスドロー(共同)
田中(中央)を徹底マークして韓国は日本とスコアレスドローに持ち込んだ(共同)
川澄(左)の攻撃を封じ、韓国は日本戦を無失点に抑えたが…(共同)
負傷して座り込む岩渕(手前右)。アジア・カップの日韓戦は激しい戦いだった(共同)
攻め込む田中(左)と競り合う韓国選手(共同)
 2019年6~7月にフランスで開催されるサッカー女子ワールドカップ(W杯)の予選を兼ねたアジア・カップが4月20日までヨルダンで行われた。日本が2連覇を果たし、W杯の出場権を獲得したが、焦燥感を募らせていたのが韓国メディアだった。というのも、5枠の出場権が決まる1次リーグ最終戦で日本と豪州が引き分けて1、2位で出場権を獲得したのに、韓国は5~6位決定戦へ回り「イバラの道」に陥ったためだ。辛うじて5位で出場権を得たが、不満をくすぶらせた。
 韓国が属したB組には日本、豪州というアジアの強豪が集まり、当初から混戦が予想されていた。実際、韓国は第1、2戦で日本、豪州に対し、ともに0-0で引き分けたが、日本は初戦でベトナムに4-0で快勝し、豪州も韓国戦に次ぐ第2戦でベトナムを8-0で破り、B組で1、2位につけた。
 もっとも韓国はベトナムとの最終戦に勝ち、W杯切符を手にするシナリオを描いており、狙い通りにベトナムに4-0で勝利したが、日本と豪州が1-1で引き分けたため、3カ国が1勝2分けの勝ち点5で並んでしまったのだ。その結果、得点差で下回る韓国はフィリピンとの最終出場権の懸かる一戦に臨むことになった。朝鮮日報は「不運に泣いた」と報じたほどだ。このため、日本-豪州戦に不満がぶつけられる格好となった。
 というのも、日本、豪州ともに準決勝に進出できるため、1-1のスコアから日本はディフェンスラインでボールを回し、時間を稼いだし、豪州も消極的戦術を選択したからだ。引き分けでなく、勝敗が決していれば、韓国がW杯出場権を得る2位以内を確定させていただけに、イライラが募ったようだ。スポーツ朝鮮は「最悪の状況が現実になった」と指摘。2得点を決めたイ・ミナはベトナム戦の最優秀選手に選ばれたが、笑みはなかった。
 韓国4大スポーツの1つであるサッカーも最近は観客動員数が低迷。今年6月に開幕する男子に続く女子のW杯出場は朗報だが、はハラハラさせられた「不運」の原因となった日本-豪州戦に矛先が向いたのだろう。