【プロが指南 就活の極意】親はどうかかわるべきか? - 産経ニュース

【プロが指南 就活の極意】親はどうかかわるべきか?

就職活動が解禁となった3月1日、企業説明会の会場には大勢の学生が並んだ=大阪市住之江(前川純一郎撮影)
 就活塾・予備校「内定塾」の創業時と比べ、ご両親が就職活動の問い合わせをしてくるケースは年々増えているように感じています。以下、顕著な例ですが、実際に知っている親の関わり方をいくつか紹介したいと思います。
【例1】
 Aさんは、常に母親の過保護の下、育てられてきた。母は部活や習い事においても、監督や先生に意見するほど、強引な関わり方をしてきた。当然、就活も全般において関わり、常にAさんの行動を把握する徹底ぶり。ついには、Aさんの行動力を見兼ねて、母が勝手にエントリーシートを書いて提出し始めてしまう。これにより、Aさんは主体性が大きくそがれてしまい、就職活動を続けるモチベーションを失ってしまう。
【例2】
 B君の父親は、有名企業の人事経験者。父は就活に関して、誰よりも理解している自負があった。エントリーシートの書き方から始まり、面接の受け答えまで、全てを父流で指導。B君は有名大学に通っているにも関わらず、エントリーシートが8割の企業で落とされてしまった。
 基本的には、適切な距離感と、誠意を持って子供と向き合うご両親が多いのですが、上記のようなケースが近年は増えてきたように思います。
 例1に関しては、就活以前からの関わり方に問題があったように思います。本来、子供が立ち向かうべき障害に、先に親がアプローチしてしまうので、主体性と問題解決力が下がってしまったケースです。就活においても、親の過剰な関与は、良い結果を生まないことを示しています。
 例2は、親の就活に対する認識が誤っていたケースです。親が認識している就活の本質と実体が異なっていたために、子供が全般的に誤ったアピールを実践してしまいました。このことから分かるのは、必ずしも親の認識が正しいとはかぎらないことだと思います。
 それに加えて、就活は、本人が面接を受ける以上、本人の力が純粋に試されてしまう活動です。今まで、お膳立てされることに慣れすぎた子供には非常に厳しいといえると思います。
 厳しい状況下の子供をみてしまったら、親心としては手助けしたくなるのが当然かもしれません。しかし、上記2例から分かる通り、親が過剰な手助けをすると、良い結果に結びつきません。エントリーシートや面接を代理で行うなどの具体的な手助けは、特に良い結果を生まないように思います。
 あくまでも、子供の「主体性」をサポートするところまでに抑え、必要に応じて相談に乗る程度が良いと思います。自分の力で考え、乗り越えることができたとき、子供にとって大きな成長に繋がるのは間違いないでしょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)
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