【TVクリップ】「半分、青い。」永野芽郁「演じていくうちに愛」 - 産経ニュース

【TVクリップ】「半分、青い。」永野芽郁「演じていくうちに愛」

NHK朝ドラ「半分、青い。」のヒロインを演じる役永野芽郁(寺河内美奈撮影)
NHK朝ドラ「半分、青い。」のヒロインを演じる永野芽郁=(寺河内美奈撮影)
 2日から約半年間、NHKの“朝の顔”となる。演じる楡野鈴愛(にれの・すずめ)は、昭和46年、岐阜県生まれ。小学3年時に病気で左耳の聴力を失ったが、持ち前のユニークな発想力を生かして少女漫画家を目指し、上京する。
 「鈴愛は明るく元気で天真爛漫(らんまん)。誰に対しても壁をつくらない。最初は(鈴愛の)勢いがすごすぎて圧倒されそうだから、友達になりたくないと思いました。でも演じていくうちに愛が出てきて、こんな子がいたら毎日楽しいだろうと思います。親友になれるんじゃないかな」
 自らが演じる女性をそう評する。脚本の北川悦吏子が3年前に実際に左耳を失聴したことが作品のテーマにもなった。左耳が聞こえない難しい役どころについて、「実際に失聴された方の気持ちを100%理解するのは難しいけど、その方たちに一番寄り添えるところまではいきたい。暗くならずに前向きに表現できたら」との思いで取り組んできた。
 幼なじみの萩尾律とは「男女の友情とか恋愛関係でもない。体感したことのない不思議な関係」。律を演じる佐藤健とは、撮影を通じて「相手のリズムがわかり、目を見れば律と鈴愛になれる。生まれたときからずっと一緒にいる人と錯覚できるぐらいの人になりました」と笑う。
 母役の松雪泰子をはじめ、頼れる先輩役者が多い現場。「朝ドラのヒロインにならなければ、ご一緒できない先輩がたくさん。すごくありがたい」と喜ぶ。
 北川の脚本については「すべてのせりふがおしゃれに聞こえるのはすごい。私自身がその言葉を吐くことによって壊さないようにしないと」という印象だ。北川はオーディション時から「鈴愛はこの子だ、との思いであて書きをした。どんどん役と彼女自身がパックになって、一人の鈴愛になっている」と評する。
 昭和46年生まれは、自身の母とほぼ同年代。ドラマでは自身の実年齢よりも上の年代を演じることがほとんどだ。「全てが想像の世界で、大人になるまで演じ続けるのはものすごく難しい。何かを見失えばその人がぶれてしまう。鈴愛が鈴愛じゃなくなるのが一番怖い」と気を引き締めながら、これからの半年間を走っていく。(文化部 兼松康)
 ながの・めい 平成11年生まれ。東京都出身。21年の映画「ハード・リベンジ、ミリー -ブラッディバトル-」で子役デビュー。雑誌「ニコ☆プチ」「nicola」のレギュラーモデルなどとしても活躍しながら、映画「るろうに剣心」(24年)、「俺物語!!」(27年)、大河ドラマ「八重の桜」(25年)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(28年)など多くの作品に出演。
 毎週月曜~土曜 NHK総合午前8時ほか 4月2日放送開始