平昌五輪開幕前にネットユーザーが書き込む韓国スポーツ「恥ずかしい」話とは?

スポーツ異聞
韓国の水球代表は2017年8月のユニバーシアード大会でユニホームの規定違反を犯し、ネットユーザから「恥ずかしい」などと書き込まれた(写真は本文と関係ありません。国際水泳連盟のホームページから)

 韓国の男子水球代表が2017年8月に台湾で行われたユニバーシアード大会でユニホーム規定違反で懲戒処分を受けていたと韓国のSBSテレビが1月4日に報じた。水球代表を管理すべき韓国水泳連盟は2016年3月に執行部の不正などで管理団体に指定され機能していない状況で、賦課された罰金は選手が一時、拠出したという。SBSは、2019年7~8月に光州市で開催予定の世界水泳選手権の開催国として「ふさわしいのか、ため息ばかりが出てくる状況だ」と悲嘆した。

 SBSによると、水球代表13人はユニバーシアード大会で、支給された水着が競技用でなかったため、各自が持参した水着を着用した。だが、選手個々の持ち物だけにデザインはバラバラ。前代表選手は「ユニホームの概念として水着は同じデザインのものを着る規定がある。本当に話にならない状況だ」とあきれたほどだ。

 規定違反となり、罰金として約40万ウォン(約4万円)が科された。ところが、選手が一時的に拠出したという。帰国後に返還されたが、連盟がしっかり機能していないことを物語る実態だ。韓国水泳連盟は現職役員や元役員ら5人が代表選手選抜に絡んで賄賂を受け取り起訴されたり、財政悪化などが重なり、2016年3月に大韓体育会(日本の日本体育協会に相当)が管轄する管理団体に指定された。依然として指定は解除されておらず、競技の強化などの実務で支障を来しているようだ。

 今年8月のアジア大会に備えて選手5人を追加選抜した際、記録や攻撃・守備力を数値化し、「客観的に代表選手を選ぶ」として昨年5月に選抜戦を行った。ところが、数値化した結果を無視した選手選考を行っており、「無原則な選抜」という批判にさらされている。これら一連の水泳界の事態に韓国のネットユーザーは「ひどいスポーツ界」「本当に恥ずかしい」などと書き込んだ。

 2019年の世界水泳に関しても、国際水泳連盟が16年9月、文化体育観光省に大会予算の確保、マーケティング・広報計画の樹立、競技施設確定、能力や経験を備えた組織委事務総長の選任などを要求。その条件が満たされなければ開催能力がないと判断し「大会開催を取り消すこともある」などと警告する書簡を送った経緯がある。国際連盟がここまで厳しい圧力を掛けるのは、開催側の無能ぶりに危機感を抱いたからしかない。

 韓国ではこれまで多くの国際大会を開催してきたが、開催自治体が巨額の赤字を抱えて今や財政逼迫状況にある。F1韓国GPのように運営赤字で数年で消えた国際大会もある。

 韓国国内で盛り上がりを欠く平昌五輪開幕を直前に、国際大会で赤っ恥を欠く規定違反を犯していたことが発覚するとは、何とも不吉だ。