目指すはメジャーリーガー 女子ならゴルファー どのプロスポーツが最も稼げるか? 

スポーツ異聞
女子プロゴルフの鈴木愛は1億4000万円を稼ぎ賞金女王になった(林俊志撮影)

 我が子にどのスポーツをさせるか? 息子や娘など、子供を持つ親ならば、そう悩んだ経験がおありだろう。せっかくスポーツをやらせるのであれば、将来、高校、大学と進んで、さらにはプロとして職業にできるのなら、なおさら歓迎ではないだろうか。もちろん、「お金がすべて」などと野暮なことは言わないが、どの競技が儲かるのか調べてみたので、参考にしてください。

 プロスポーツといって思い浮かべるのは、何といってもプロ野球選手ではないだろうか。今オフ、契約更改交渉が続々と行われているが、オリックス・金子千尋投手(34)の5億円が最高だ。

 日本一になったソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)は3年12億円プラス出来高払いの大型契約で更改。年俸なら、4億円になる。ほかにも、プロ野球の場合、4億円プレーヤーは大勢おり、阪神の糸井嘉男外野手(36)、鳥谷敬内野手(36)らもそうだ。

 米大リーグは日本のプロ野球とは比べものにならないほど破格で、田中将大投手(29)の年俸は2200万ドル(約24億7500万円)。フリーエージェントになったダルビッシュ有投手(31)は約28億円という米国内の報道もある。

 大リーグ選手会が12月22日(日本時間23日)発表した2017年の平均年俸は史上初めて400万ドル(約4億5000万円)を超えて、409万7122ドル(約4億6400万円)にも上った。

 一方、日本プロ野球選手会が2017年5月に発表した17年度の平均年俸は3826万円。球団別ではソフトバンクがトップで7013万円だった。これだけの年収がある20~30代はいないだろう。

 Jリーガーはプロ野球と比較すると、低めだ。平均年俸は2313万円で、プロ野球選手の3分の1以下だ。しかも、入団時にプロ野球選手がもらうような破格の契約金(ドラフト1位の選手で1億円以上)ももらえない。

 それでも、平均年齢26.76歳での年俸で、一般のサラリーマンとは比較にならないほどの高給取りだし、1億円プレーヤーも少なくない。

 大久保嘉人(35)は2017年シーズン、FC東京で1億2000万円をもらっていたとされる。18年から川崎に移り、半分の6000万円になるが…。J1リーグ登録選手数は552人。野球と比べ、選手寿命が短いのも気になる。

 ゴルフも“稼げるプロ”ではある。米国を主戦場にする松山英樹(25)は2016~17年838万570ドル(約9億4280万円)で全体の4位に入った。

 国内勢では宮里優作(37)が1億8283万1982円で最も稼いだ選手になった。獲得賞金2位小平智(28)から6位の今平周吾(25)までが1億円プレーヤーになった。

 女子では鈴木愛(23)が1億4012万2631円で賞金女王に輝いた。こちらも6位の上田桃子(31)の1億182万977円まで6選手がずらりと並んだ。プロスポーツの世界ではまだまだ男子上位の世界だが、ゴルフは女子が“稼げる”舞台だ。

 中央競馬でも高年収のジョッキーが多い。17年の勝利数1位はクリストフ・ルメール(38)の199勝で獲得賞金は41億4622万円。騎手の取り分は5%なので、ざっと約2億731万円になる。勝利数よりも賞金の高いレースを勝った騎手が年収を稼げる。

 そのため、勝利数では3位のミルコ・デムーロ(38)も約2億円をゲットした計算だ。ほかにも戸崎圭太(37)、武豊(48)、福永祐一(41)、和田竜二(40)が1億円プレーヤーだ。

 競輪でも“億万長者”が続出している。2016年の獲得賞金ランキングでは村上義弘(43)が2億2920万4000円で1位。新田祐大(31)が1億2357万4000円、稲垣裕之(40)が1億353万4000円で続いた。今年のランキングでも新田らが1億円を突破している。

 ボートレースも負けていない。12月24日現在では桐生順平(31)が2億1224万1000円の賞金を獲得している。続いて峰竜太(32)が1億5256万8666円、井口佳典(40)が1億3294万5000円など7選手が1億円を突破している。

 元横綱日馬富士の暴行問題で揺れている大相撲。ちなみに横綱の給料は月282万円。場所ごとに手当がつき、懸賞金(1本6万円)も勝てば勝つほど多く受け取ることができる。白鵬(32)の年収は1億円に達するとの見方もある。

 もちろん、スポーツの世界は、当然ながら、勝ち組と負け組が明確な世界。低年俸の選手もいる。しかも選手寿命は長くはない。それも、考慮に入れる必要がある。