ダメな「親子就活」の例 親は積極的に関わるべきか

プロが指南 就活の極意
人材サービス会社が親向けに開いた就職活動の勉強会=東京都内

 「親子就活」という言葉をご存じでしょうか。本コラムでも何回も書いてきましたので知っている人も多いと思います。近年の就職活動のトレンドになっている言葉ですが、子供の就活に親が積極的に関わることは不自然ではなくなったように感じます。しかし、子供への関わり方をしくじってしまう例は後を絶ちません。最悪な状況を回避するためにも是非確認していただきたいと思います。

【(1)自分の就活時代と比べてしまう】

 一般論にはなりますが、現在の就活は保護者が体験した就活とは方法も難易度も全く異なります。そのような中で「私のときは簡単に内定が取れた」のような話をしてしまうと、「自分は親とは違う」と信用を失ってしまったり、「自分は無能」と自信を失ってしまったりします。

 若手社員が飲み会の席で上司から「俺が若いときは~」の話を毛嫌いするのと同様に、今の若い世代は過去の栄光と現在を比較されることを嫌う人が多いので、過度なプレッシャーを与えないように十分注意してください。

【(2)知らない企業に難色を示す】

 最近は保護者の時代にはなかった企業も多々ありますが、単純にネームバリューがないだけで「その会社は大丈夫なのか」と安易に疑ってしまうケースがあります。もちろんブラック企業という言葉が世間をにぎわしているので、不安に思う気持ちは十分に分かりますが、「大手企業に行ってほしい」という思いだけで、うかつに企業の名前だけでマイナスな反応をしないように注意しましょう。

【(3)お友達の就活状況を伝える】

 「近所の●●君は▲▲に内定をもらったらしいよ」という情報は非常に危険です。大学受験と同様に、周りがどんな企業を受け、どこに内定をもらっているのかは非常に気になる情報で、大学内の仲の良い友人のグループ内でさえ、秘密にしている人も大勢います。就活は他の人と比較すること自体、おかしなことですが、やはり気になってしまうのも人の性なので、むやみに情報を伝えることは控えましょう。

【(4)全くの無関心】

 これは甘えのある学生に当てはまりますが、「親から就活に関しては全く何もいわれたことがなく、興味を持っていない」と不満に思っている就活生がいるのも事実です。私としては、親が子供の就活を手伝うことに反対ですし、口出しすることも大反対なのですが、子供の中には「少しは手伝うのが親として普通ではないか」と考えている人もいます。普段の親子関係にもよりますが、就活が始まる前に一度「どのような関わり方、距離感がよいのか」ということを直接話し合うことが必要かもしれません。あらかじめ決めておくことで、互いに余計なストレスを感じず、就活を乗り越えられる可能性があります。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

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