志望する業界・企業・職種を早めに絞ろう

プロが指南 就活の極意
今年3月、福岡市で開かれた新卒者向けの合同企業説明会。地元のベンチャー企業経営者によるセミナーには約200人の学生が集まった

 平成2×年3月1日。突如インターネット回線がパンクしてホームページ(HP)にアクセスできないという事象が発生-。

 「そんな問題はあっただろうか?」と思う人もいるかもしれませんが、就職活動生限定の話です。これは就活の広報活動解禁日になると起きる問題となっています。解禁と同時に企業説明会を予約することが可能になるため、就活生が就職ナビサイトに一斉にアクセスし、HPにアクセスできないといった事象が発生してしまうのです。

 理由としては2点あります。1点目は、説明会参加が選考を受けるための絶対条件になっている企業も多いこと。2点目は、解禁してすぐに説明会の予約が『満席』になってしまうことが挙げられます。

 実際、内定塾の塾生も就職ナビサイトにアクセスできなかったり、アクセスできても企業説明会の予約が満席になってしまったりという話をよく耳にします。就職ナビサイト側もアクセス数の増加を予測して、同時にアクセスできるユーザー数を制限していることも要因の一つに挙げられます。これらの事象を『就活3月1日問題』といいます。

 ここで問題になるのが、「限られた時間でどの企業説明会に予約するか」ということです。解禁日が変更になるまでは、合同説明会があり、そこで興味を持った企業の個別説明会に足を運ぶというのが一般的な流れです。しかし、説明会解禁から選考解禁までの期間が限られているため、企業側も早期に個別説明会を開催せざるを得なくなってしまいました。

 このような状況において、一番危険な就活生は「業界や企業、職種が定まっていない人」になります。定まっていないと、就職ナビサイトにアクセスしても、どこの企業の説明会を予約したらよいか分からなくなってしまうからです。このような状況を防ぐために今のうちから対策をしてほしいと思います。

 志望する業界・企業・職種を絞るにはさまざまな方法があるが、今回はオススメの方法を2点お伝えしたいと思います。

【(1)企業のインターンシップに参加】

 インターンシップで企業側の説明やグループワークを通して、業界や企業、職種の理解が進みます。可能であれば、企業の中で業務の模擬体験(職場に席があって社員と一緒に仕事をする)ができるインターンシップをお勧めします。

【(2)OB・OG訪問の実施】

 大学・大学院の先輩を訪ねて、いろいろな質問ができる機会となります。説明会やインターンシップとは異なり、1対1で話を聞くことができるため、深い話をすることが可能となります。基本的には大学のキャリアセンターに設置されている連絡先リストをもとに、OB・OG訪問の依頼をする流れですが、最近は個人情報の観点から連絡先を掲載していない大学も増えてきています。

 今回は代表的な方法を2点に絞ってご紹介しましたが、業界・企業・職種を定める方法はまだたくさん存在します。3月1日まで時間はたくさんあると思っていると、あっという間に時間は過ぎてしまいます。今できる最大の準備を行い、万全の状態で説明会解禁日を迎えましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

 ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪の主要都市を中心に全国12校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が週替わりで、就活事情の最前線をご紹介します。

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