「●●はどうしたら良いですか?」と聞くな!

プロが指南 就活の極意
今年6月、リクルートスーツを着て就職活動する女性ら=大阪市(永田直也撮影)

 最近の学生は、自分で考えない傾向が強くなっています。もちろん全ての学生ではないのですが、内定塾の学生やセミナーに参加する外部の学生と接し、年々その傾向が強くなっていることを実感しています。

 学生から良く受けるのは「●●はどうしたら良いですか?」「●●で問題ないですか?」という質問です。考えた末での質問であればいいのですが、何も考えずに答えを求めてきたり合意を求めてきたりすることが多々あります。

 確かに、初めての就職活動ということで知らないことが多いのは重々承知しています。初めての経験は、誰もが不安に駆られ、少しでも安心を得るために調べたり質問したりするのは当然のことです。しかし、問題なのは、そもそも正解がないことを自分で導き出そうとしていない姿勢です。言われたことを素直に実行していますが、「なぜ●●になるのか」が分からないため、固定概念を持ちやすく、柔軟性のない学生になっている印象があります。

 就活はもちろん、社会では日々正解がない中で正解を出す必要があります。この点が学生と社会人との大きな違いになってくるのですが、このことに早く気づき、自分なりの答えを出す必要が出てきます。その答えを出すためには、まず「自分で考えること」が絶対条件となります。

 自分で考えない学生は「楽をしたい」「失敗をしたくない」と考えている印象が強いです。そのため、答えを求める・合意を求めるといった行為は「失敗を恐れている」ともいえます。誰かの後押しがないと一歩を踏み出せないのは、社会人になってから致命傷となる可能性が高くなってしまいます。だからこそ、就活という答えのない活動を通して、一歩踏み出す勇気を身につけてもらいたいと考えています。失敗を恐れずに行動してほしいのです。

 新卒の就活は人生で一度きりですので、失敗したくない気持ちは分かります。しかし、失敗を恐れ何もせずに選考に落ちるよりも、挑戦して落ちてほしいと思います。なぜなら、挑戦した後は課題が明確になるからです。しかし、挑戦をしなければ、挑戦しなかったことが反省となってしまい、挑戦した後の反省を見つけることができません。

 失敗を恐れずに行動するには、周囲の人がその人を認めてあげることも大事です。人には他人から認められたい欲求(承認欲求)が潜在的にあるからです。就活生の周囲にいる人たちは、就活生を萎縮させる発言は極力避け、背中を押す発言を心掛けてほしいと思います。最初は「主体性がない」と感じるとモヤモヤした気持ちになるかもしれません。ただ、それが就活生の特徴であると認識し、アドバイスを贈ってほしいと思います。

 「失敗を恐れ、何もせずに選考に落ちるよりも、挑戦して落ちてほしい」と書きましたが、就活は成功してほしい。その過程では失敗が重要なのだ、ということを理解してほしいのです。後になって後悔しないように今から積極的に行動してほしいと思います。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

 ここ十数年で新卒の就活も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります! 新卒の就活は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪の主要都市を中心に全国12校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が週替わりで、就活事情の最前線をご紹介します。

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