俳優、古川雄輝 中国語圏では「男神」「必要とされる俳優になりたい」

TVクリップ
ドラマ「重要参考人探偵」(テレビ朝日系)に出演する古川雄輝(納冨康撮影)

「重要参考人探偵」(金曜午後11時15分~ テレビ朝日)

 「本来の自分と対照的な性格なので、役の幅を広げる気持ちで臨んだ」と意気込む。

 毎回「死体の第一発見者」になってしまい、周囲から犯人ではないかと疑われる羽目になる不運な主人公、弥木圭(玉森裕太)を中心に、仲良しイケメンモデル3人組が難事件を解決していくストーリー。そのうちの1人、女好きで聞き込み上手という設定のシモン藤馬を演じる。

 シモンは人懐っこい性格で女性ならば誰とでも親しくなる特技の持ち主。一方で、自身の性格については「人見知りな部分があり、周囲からは近づきにくいとか、大人っぽいとか言われる…」と、苦笑いとともに分析する。

 とはいえ、今回の撮影では3人の年齢が近いこともあり、劇中のように仲良く過ごしていると話す。

 大学卒業後にすぐデビューしたが、「もともとは俳優になるなんて考えたこともなかった」と振り返る。

 芸能界を志したきっかけは、慶応大理工学部に在学中の平成21年、ミスター慶応グランプリに輝いたこと。翌年に開催された芸能事務所の新人発掘オーディション「キャンパスター★H50withメンズノンノ」の出場権を獲得し、その2カ月にわたるオーディションを通じて、演じることへの興味が湧き「芝居で飯を食っていけたらいい」と考えるようになったという。

 オーディションの結果は、グランプリではなく審査員特別賞だったが、「この気持ちを抱えたまま、サラリーマンになっても後悔する。失敗してもいいから、俳優をやってみたい!」と、就活する代わりに芸能界へ飛び込んだ。

 25年に少女漫画原作の恋愛ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」で主役を演じたことで、すでに中国語圏では爆発的な人気を誇る。

 現地ではファンから「憧れの男性」という意味の「男神」と呼ばれ、行く先々でボディーガードがついて回るほど。海外でスターとして名前が売れることは、「仕事を続けていく上で、得難い経験になった」という。

 将来は佐々木蔵之介のような実力派の俳優になることを目指す。「この人じゃなければダメだ、と必要とされる俳優になりたい。今作では新しい自分に挑戦しているので、ぜひ見てほしい」と笑顔で話した。(文化部 三宅令)

 <ふるかわ・ゆうき>昭和62年生まれ。東京都出身。平成22年に芸能界デビュー。2013年には舞台「家康と按針」でロンドン公演出演も果たした。同年、主演ドラマ「イタズラなKiss~LoveinTOKYO」が中国語圏で配信され大ヒット。平成28年のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」では、ヒロインの娘の夫を演じた。来年公開の日韓合作映画「風の色」では主演を務める。