「英語」「資格」…就活に有利なの?

プロが指南 就活の極意
甲府市内で開かれた企業の合同説明会で、採用担当者の話を熱心に聞く学生たち=6月

 就職活動の時期になると、学生の間で話題になるのが「英語能力」や「資格」の話です。理由としては2点あります。

 【(1)採用基準に英語力を求める企業が増えている】

 「TOEIC」はご存じの通り、ビジネス英語能力の試験ということで、多くのビジネスマンから学生まで人気の資格試験になっています。日本で既に30年以上実施されている歴史ある資格です。日本企業が近年「グローバル」というワードを多く打ち出すようになってから、必然的に新卒の就活でも英語能力が話題になっており、企業に提出するエントリーシートでも英語能力を記入する専用欄が設けられることも多くなっています。中には、「TOEIC730点以上」を応募条件の一つとして募集要項に記載する企業もあります。

 内定塾に通っている学生からも、毎年のように「TOEICは就活に有利なのか」「英語は就活のために勉強すべきか」という相談を受けます。応募条件に英語が必要と記載されているためですが、「英語ができる=企業に評価される」と勘違いしてしまうケースがあります。語学はコミュニケーションのツールでしかないことを理解してほしいと思います。個人的に「必要かどうかを考えている時点では勉強する必要はない」とアドバイスしています。

 【(2)大学のキャリア教育の一環として資格取得を推奨している】

 英語に限らず、資格も同様です。就活のための資格取得は、多くの就活マニュアル本にも書かれているように「なぜその資格を取ろうと思ったのか」「資格を取った先に何があるのか」が非常に重要です。

 逆に就活のために取った資格は、面接官にはほとんど相手にされないでしょう。考えていただきたいのは、表面的に良く見せることを考えるくらいなら、自分自身を磨いた方がよいということです。何となく就活に役立ちそうだからという理由で勉強するのは時間の無駄になりますので、やめたほうがよいでしょう。

 就活は、何か対策をすれば内定がもらえるわけではありません。資格試験のように、努力すれば必ず報われる部分に走ってしまう気持ちはよく分かります。しかし、大して興味のない資格試験の勉強をするぐらいなら、現在取り組んでいる学業やアルバイト、サークル、部活などに全力で取り組んでください。

 学生の本分は学業ですので毎日朝から夜遅くまで図書館にこもって勉強することもよいですし、アルバイトで働いている店舗を全国ナンバーワンにするという気持ちを持って取り組むのも素晴らしいでしょう。何度も伝えていますが、就活はありのままの自分を出すことが大切で、現在の自分を磨くことが一番の対策になります。(「内定塾」講師 齋藤弘透)

 ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪の主要都市を中心に全国12校舎を持つ就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が週替わりで、就活事情の最前線をご紹介します。

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