豊洲市場問題「本会議場で知事発言として、ここに至るまでの経過、課題などについて整理をしてお伝えする」

小池知事定例会見録
記者会見する東京都の小池百合子知事=25日午後、東京都庁

 《25日午後2時から都庁会見室で》

【知事冒頭発言】

 「本日、私の方から3本、まずご報告がございます。最初が、平成29年度の東京都名誉都民候補者、この選定についてのお知らせでございます。今年度の候補者は4名でありまして、まず有馬朗人さん、猪谷千春さん、草間彌生さん、黒●(=木へんに却の去がタ)徹子さん、この4名の皆様方を選定をいたしたところでございます」

 「皆さん、もう有名な方々ばかりでございますが、まず有馬さん。物理学の研究で優れた業績を残されておられると同時に俳句を読まれるということで、俳人としても活躍されておられます。また、世界の方々に日本人の感性、そして文化の魅力を、俳句を通じて伝えてこられました。何よりも東京大学の総長を務められたこと、文部大臣として日本の教育振興に貢献をされたなど、本当に多方面にわたってご活躍されてこられた有馬さんの功績というのは非常に多大であるということでございます。ちなみに、有馬先生のおじいさんのお兄さんが東京都議会で初の都議会議長を務められたということで、東京にも縁がある、都議会にも縁があるようでございます」

 「お二人目が猪谷さんであります。猪谷さんは国際オリンピック委員会の委員としても、スポーツ振興にも寄与されました。有名でございます。イタリアのコルチナ・ダンペッツオでの冬季オリンピック競技大会において銀メダルを獲得されておられます。これが初めての、日本人初の冬季オリンピックでのメダルとなったわけでございます。ご引退なさった後は民間企業に勤めるほか、今申し上げたように、IOCの委員としてスポーツ振興に寄与され、多くの都民に夢を与えてこられました」

 「三人目は草間さんでございます。水玉、それから網目模様などを用いた独創的かつ個性的な作品を次々と発表されて、たしかルイ・ヴィトンでしたかしら、素晴らしい草間バージョンのバッグなども登場しておりました。世界中で大規模な個展を開催して、大変人気が出て、そして前衛芸術家として長年にわたってお元気に活躍しておられます。現在も革新的な芸術表現を求めて、時代の最先端を走り続ける姿というのは、私の目から見ても、格好良いなと思うところでございます」

 「それから、四人目が、こちらもご存じ、黒●(=木へんに却の去がタ)徹子さんでいらっしゃいます。テレビの草創期から第一線でご活躍、そして幅広い世代の方々に親しまれて、愛されている方でございます。また、社会福祉法人でトットちゃんのトット基金を設立されたり、ユニセフ親善大使をお務めになったりと、大変社会貢献にも積極的に取り組んでこられました。長きにわたり幅広い分野でご活躍され、そのお姿というのは、まさに人々に希望、そして活力を与えてこられたものと存じます」

 「ということで、計4名の方々の素晴らしいご功績というのは、都民が敬愛をし、また誇りとするものだという認識のもとで、次の定例都議会でご同意をいただく形で顕彰式を行う予定といたしております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。詳細は、生活文化局にお聞きください」

 「続きまして、女性起業家の支援に対して、女性のベンチャー、その皆さんを育てていきたいという政策の一環でございます。女性起業家の中で国際的に幅広い事業の発展、展開を考える方、それから社会的な課題の解決に役立つ事業を広げていきたい方など、こういった方々を積極的に応援するプログラムを行うというものでございます。これを通じまして、東京発の起業家の事業が成長・発達していく、そしてその様子をホームページなどにより広く発信することで、また都内の女性が起業するという面で、みんながそれでまた発奮をする、一層のスケールアップができるというように後押しをすることを目的といたしております」

 「このプログラムに参加する女性の起業家を今日から公募させていただきます。私は、こういう起業をしたい、こんなアプリでもって女性の活躍をもっと応援したいとか、こんな発明をしますとか、それからパン屋さんのチェーン店をつくりますとか、そういった女性が活躍をして、女性が働く場を自らつくっていく。そしてまた、多くの女性起業家の企業を見ますと、働いている女性の働き方を、子育てをしやすくするためのいろいろな工夫をしたりという例も多々ございます。そういったことから、是非多くの方々に応募していただいて、そこから巣立っていただきたい。それをまた見て、また次の新しい女性起業家が育ってほしいということでございます」

 「今日から公募いたしますけれども、応募者の中から20名をまず選定をいたしまして、10月から3か月間、第一線で活躍中の先輩の起業家の皆さんであるとか、投資家の皆さんからの講義を受けていただいたりといったような、それぞれのビジネスプランへの助言などを実施するということでございます。メンターをちゃんとつけて、そして企業として真に花開くようにサポートをするということであります。参加者のうち、事業展開の将来性などを踏まえて選んだ、さらに10名に絞り込みますけれども、その方々については、海外で女性起業家というのは非常に活躍して、新しい分野をつくる、女性のアイデアでつくるなどという例はたくさんあるわけですけれども、そういった方々との接点を持っていただいて、さらに刺激を受けて、そして、それを日本風にまたアレンジなどをして、成功していただきたいという思いであります。海外で創業をサポートする現場に触れるという機会も用意をしていきたいと考えています」

 「この事業でございますけども、海外の投資家などにも効果的に発信をするということで、名称を『APT Women』と書いて『Acceleration Program in Tokyo for Women』。APTというのは、『才能がある』とか、そういう意味がありますので、縮めてAPTという言葉に結びつけてこの事業をお知らせをするものでございます」

 「ということで、高い志を持つ女性たちの努力が順調に進みますようにという願いがこもった名称となっております。ロゴでありますけれども、七宝つなぎという日本の伝統的な美しさをモチーフにしたロゴも作成をいたしております。是非、『こうやって女性が活躍するということは、ダイバーシティ』ということをよく申し上げておりますけれども、そういう中で、さらにはダイバーシティ、スマートシティを組み合わせて、女性に発奮をしていただきたいということでございます」

 「幅広いPRに結びつけるために、9月29日、キックオフイベントも開催をする予定でございまして、私も出席をいたしまして、数多くの女性の起業家、また起業を目指す方々にエールを送っていきたいと考えております。ちなみに、私はジャーナリスト時代には、ずっと女性の起業家とか女性の管理職を取材をいたして、4ページぐらいにわたる、そういう取材をやっておりました。そういった中から、女性のリーダーたちも随分、その後出ておられますし、こういったテーマにつきましては、私自身も長年手がけてきたということで、是非ここから、東京は女性ベンチャーの街になるぐらい育てていく、そういう環境づくりをしていきたいと思っております。詳細は、産業労働局にお聞きください」

 「三つ目でございますけれども、広報関係であります。東京都の公式動画チャンネル『東京動画』というサイトを、いよいよ開局をする運びとなりました。今日も地上波の方々とか、ネット中継の方々とかいらっしゃいますけれども、強力なライバル現るということで、よくウォッチしていただきたいと思います。特設サイトは既に6月の時点からスタートいたしておりますけれども、今日がいよいよ本格開局の運びとなっております」

 「開局時の主なラインアップでございますけれども、これまでにない切り口の番組を目指すということで、そして、その中で都政をわかりやすく発信をしていくという動画を用意いたしております。例えば、都の施策を若手の職員たちがわかりやすく、そして、ちょっとユーモアも交えてプレゼンをする番組であったり、それから、知っていると役に立つ、東京でこういう良い場所があるとか、ここに相談すればいいといったような行政サービスを紹介していく番組を配信することといたしております」

 「それから、若者の間で人気のシンガーソングライターの方に、東京都の歌、私、これを歌えないんですけど、これから練習します。東京都歌というのがあるのですけれども、これをアレンジして歌っていただくような企画もございます。職員が都内を巡りまして、撮影、自らがカメラマンとして撮影してきた都民の方々のラジオ体操動画もこの中で発信をしていく予定といたしております。それから、私が出席をいたします各種会議、それから視察の模様といった映像なども続々と公開をいたしますし、それから、こちらから発信するのと、それから都民の皆様方からいろいろな動画を投稿していただこうと思っておりますので、是非お寄せいただきたいと存じます」

 「それから、東京都としてこれまでも動画は、各部局で随分作っております。作っているのですが、それをもう一度掘り起こして全部アーカイブにまとめると、何と1000本にも上るということでございまして、これを簡単に検索できるようにして、折角作ったそういう動画も、埋もれずにまた見ていただくということを進めていきたいと思っております。動画というのは、非常に最近、特にわかりやすいということで、よく発信の手段として使われるわけですけれども、単に、時にはプロにお願いして完璧なものをつくると同時に、職員がカメラマンとして、またはプレゼンテーターとして発信をするというような形で、職員も都民の皆さんに伝えるという意識を、そういった活動を通じて、さらに強めてもらいたいと思っています」

 「(動画を再生しながら)これ、3分間続きますので、画面はそのままで音を小さくしてお願いしたいと思います。ということで、延々続きますけれども、これからいろいろなテーマごとに、それぞれの局で動画撮って、それをちゃちゃっと、今どき大学生でも編集しますので、そういう形で、都政のビビッドな動きをお伝えできるようにしていきたいと思います。どうぞ、都庁記者クラブの皆さんもそれぞれ会社ごとにでも結構ですので、どうぞ動画投稿していただきたいと存じます。つい見てしまいますね。ということで、私の方からのご報告は3本でございました。詳細は、生活文化局にお聞きください」

 《質疑応答》

 --来週月曜日から臨時会は新しい議会になってから初めての本会議場での質疑ということで、議会、都民にどのように説明するのか

 「はい。今回は、6月20日の時点で、私は知事として基本方針ということで発表させていただきました。そして、その行政組織としての取組を迅速に進めるために、すぐ関係局長会議で課題の調整を行ってきたということでございます。その中で早期移転を、豊洲市場への早期移転を円滑に行うということは最優先事項であるということでございますので、今回、専門家会議からのご提案もございました追加対策工事を速やかに完了させて、さまざまな移転準備を早急に進めているということから、今回は何年ぶりですか、臨時会という形で開かせていただいたところでございます」

 「しっかりと私自身、来週明けになりますけれども、本会議場におきまして、知事発言として、ここに至るまでの経過、そして課題などについて整理をしてお伝えをしていきたいと思っております。そして、豊洲市場の安全性を確保した上で、そして、早期に豊洲市場への移転を行うことによって、これからの豊洲市場が担う大きな役割、これについてもしっかりと東京都として整えていくと、この点について、私の方からお伝えすることになると思っております」

 --特別秘書の給与を都のホームページ上で二人の特別秘書の給与が公開した。なぜこのタイミングなのか

 「訴訟というよりは、これまでも情報公開に努めてまいりました。これまでも副知事、顧問の情報についてホームページに掲載をしてまいりましたが、特別秘書については、この項目さえなかったということもございまして、ここに加えて掲載をするということといたしました。そして、また今回の特別秘書でございますけれども、基本的には個人情報の分野もございますけれども、二人とも公開ということについては、賛同してくれたということもこともあり、個人情報ではありますけれども、都民の皆様方にお知らせをするということとした、自主的に公開をしたということでございます」

 --これまで知事が公開してこなかった項目について、具体的に公開したいことは

 「そうですね。これまでも情報公開に資するもの、また、都民の皆様方にお知らせすべきものということでは、公開に努めてきたところでございます。そしてまた、今都議会の方でも、都議会の公開ということについて、一連の都議会改革として議論がこれから進むところだと思っております。都政、そして都議会両面からの情報公開がさらに加速するということは、まさしく都民にとって知り得るチャンネルが増えるということになろうかと思っております」

 --知事が特別顧問を務められている都民ファーストの会について、報道機関の取材に対する想定問答集を作成して、議員に閲覧していたことがわかった

 「『わかりました』ということですが、どういうふうにわかったのかは私、存じておりません。実際にそういうものが存在したのかどうかについても存じておりません。何がわかったのですか」

 --所属議員の取材をした結果、複数の議員から「そういったものが存在した」と

 「私は聞いておりません。はい。ただ、一年生議員については、何を言い、何をコンセプトとして伝えるべきかというのは、オリエンテーションでは必ずどの党であれやっているものではないかと。国会でも常にそういったことは、派閥単位であったり、それから、それぞれの地方ブロック単位でやったり、いろいろな工夫がされています。はい」

 --当選した議員の発言が、ある意味会派側によって調整をされている

 「調整をしていたかどうかという事実は、私は知り得ません。そしてまた、議員として選ばれた限りでは、自分の意見、そしてまた、会派に所属しているという責任において何を言うべきかというのは、当然自分で判断すべきことだと思っております」

 --帰宅困難者の問題について

 「ありがとうございます。ご質問とともにご提言をいただいたかと存じます。お答えの方が後先になるかもしれませんけれども、今、国家戦略特区を使ってでも、免責、発災時の損害賠償責任が事業者に及ばないための制度、これをつくるべきではないかというお話でございましたし、またそれを国家戦略特区にというお話だったかと思いますけど、こういう今のご提言については、都としてもこれまで国に対して法改正を行うべきだと。そして、かつ首都圏だけでなく、これは地震などの大災害というのは、ある意味全国共通ということで、特区というよりはむしろ今申し上げたような発災時の損害補償、損害賠償責任が事業者に及ばない制度の創設ということを早期に実現するようにこれまでも求めてきております。さもないと、より安全なところをむしろこちらに、本当は誘導したいぐらいなんですけれども、そこは事業者からすれば、その責任を負うことは厳しいということで、渋りがちであるというお話でございます。そういった中には工夫も必要であろうと思いますし、今申し上げたように、特区制度というよりは、やっぱりオールジャパンで取り組む法律が必要なのではないかというのが、東京都としての姿勢であります」

 「それから、一時滞在施設の中で、民間施設については、先ほどもなかなか事業者の協力が得にくいという部分もありますけれども、その確保には進めているところであります。できるだけ先ほどの免責の部分も含めて、むしろ、『ここは受け入れることができます』と、事前公表していただけるような、そういったお願いをしていくということに努めていきたいと思っております。さまざまな手段を活用して情報発信をするということが必要になってくると思います。それから、何よりも、御社は耐震化はされていないかもしれませんけれども、やはり耐震化を進めるというのが何よりも重要なことかと思います。そのためにも、この建築物の耐震化を進めるということで、事務所であるとか百貨店などの多数の方が利用する建物については約86%にも達するようにはなっておりますけれども、それをさらに、耐震化、帰宅困難者の問題と含めて進めるように、その施策について講じていかなければならないと思います。詳細は都市整備局、総務局でございますけれども、これから、その耐震化をさらに進める方策なども念頭にしながら、セーフシティの確立ということに努めていきたいと考えております」

 --都立公園で市民団体が主催で開催されている、関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式への追悼文送付に関して今年から知事が送ることを取り止めるのはどうしてか。2点目、文部科学省が先週、23区内の私立大、私立短大に対して、来年度以降2年間、定員増加を認めない方針で、設置基準の告示の改正案を示した。東京都として、今後どのような対応をとるのか

 「まず、1点目のご質問でございます。横網町公園での追悼行事に関してのご質問だと思いますけれども、今年も私は3月に、関東大震災と都内の戦災遭難者慰霊大法要という、9月にも行われるわけでありますけれども、3月にはその大法要にも出席をいたしております。その場で都知事として、関東大震災で犠牲となられた全ての方々への追悼の意を表したところでございます。ということで、この全ての方々に対しましての慰霊を行っているということで、今回、特出しの意味で行ったわけではございません。追悼文を送ったということではございません。それに尽きます」

 「それから、二つ目のご質問でございますけれども、23区の大学の新設、増設、学部の増設および定員の問題については長年といいましょうか、この数年間、随分クローズアップされてまいりました。問題は二つあって、大学の問題と、それから、東京一極集中の問題と、これが非常に混乱して話し合われているのではないだろうかということでございます。もともと工場等の規制法、これが緩和されて、何と学校、大学は工場等の等に読み込まれていたということでありますけれども、今さまざまな学校の問題が生じてますけれども、私は大学が今後、定員割れであるとか、それから、地方の大学ではやっていけないであるとか、そういったことを言われておりますけれども、それと東京一極集中との関連性は、なかなか見出しにくい」

 「それから、その一つの証左として、実は今日の新聞に、自ら某紙に書かせていただいているんですけれども、今、日本で一番人気があるのは、秋田の県立の国際教養大学というところで、これはもう本当に日本国内だけでなくて、世界からも注目されている大学であって、つまり、東京都内にあるから魅力があるのかというのではなくて、その教える内容についての魅力を感じて人気があるわけです。ですから、私は今の日本の大学が抱えている問題と、東京一極集中の問題とは全く次元が異なる問題であり、両方重要ではあるけれども、そこを混同して、23区内の学部制の定員を抑えたからといって、大学問題、特に地方の大学問題というのが解決されるとは到底思えないと私は考えておりますので、今の流れについては、どこか方向性が大いに間違ってるのではないでしょうかと思っております。その旨を、先日の全国知事会で、自ら出席をして申し述べたところ、意外にも何県かの知事から、賛同の意見を得たことは大変心強く思われました。この大学のあり方というのは、本当にこれから日本の人材を育てていくということについては、もう少し本当に、本質論からやるべきではないかと思っております。それも含めて、今の流れについては東京都としても、これは大きく異議を唱えていきたいと思っております」

 --先ほどもあった朝鮮人の犠牲者の追悼式典に関して追加で伺うが、不幸にして虐殺された、人の手で殺された犠牲者への追悼というのは、意味が違うという意見もある

 「それぞれ主催をされる方々のお申し入れというのは、切り口は異なってるかと思います。しかし、いずれにしても不幸な死を遂げられた方に対しての慰霊をする気持ちには変わりません。ということで、3月と、それから、9月、都知事として、また、都として全ての方々への哀悼の意を表するということは、大変意味の深いことだと思っております」

 --民族差別が背景にある悲劇について、特別に追悼の文、追悼の辞を述べる、送るということについて、特別な意味というのは見出さないのか

 「そこで民族差別という観点というよりは、私はそういう災害で亡くなられた方々、災害の被害、さまざまな被害によって亡くなられた方々に対しての慰霊をしていくべきだと思っております」

 --去年出して、今回は取り止めた判断の違いは

 「一言で申し上げますと、こういう追悼文であるとか、さまざまなメッセージについては、都知事自らが案文を考えたりするわけではなく、また、慣例的に、そのまま事務的に繰り返し、日付だけ変えてかどうか知りませんけれども、送られるということもあるようでございます。昨年は慣例的に、事務的に戻していたといったことでございまして、それは後で、私はそのことについてたまたま知ったということから、今回は私自身が判断をしたということでございます」

 --送ったのを知らなかったということか

 「そのような文言という、メッセージというのはあちこちからお申し出がございますので、知っているものと知らないものと、そして問題のあるものと問題のないものがあるかと思いますけれども、こういった背景と判断が必要なものについてはきちんと、それ以降、私自身に確認をとるようにということを伝えたところでございます」

 --先ほどの質問との関係で、朝鮮人コミュニティーの中では、「大震災のときに朝鮮人が殺害された事実は否定されることになる」という批判の声が出ている

 「さまざまな歴史的な認識があろうかと思っておりますが、この関東大震災という非常に大きな災害、そしてそれに続くさまざまな事情によって亡くなられた方々に対しての慰霊をする気持ちは、これは変わらないものでございます」

 --豊洲市場の問題で小島敏郎顧問が公の立場を離れていろいろなところで関係者の方に意見を示している。都民の目に見えないような水面下のところでいろいろ市場問題について働きかけることは、情報公開の面から問題あるのでは

 「PTが解散をしているということと、それから、小島さんは弁護士でもあり、かつ、こういった市場の問題について、そして、加えて土壌汚染対策ということについてはまさしくプロとして、もううん十年にわたってやってこられた第一人者であるわけでございます。市場の関係者の方々に呼ばれて、この相談を受けて、それに対して意見を述べられるということは、これは個人として自然なことではないかと思っておりますので、それに対して私が『どうしてください』とか、『行かないでください』とか、そういったことについて私は一度も申し上げたことはございません。そことのやりとりがどうであったかというか、これについては既に随分皆さんもご存じのようで、既に公開されているというのに等しいのかもしれませんが、むしろ小島さんも、いろいろと発信されているのではないかと思っております。それから、今ちょうど委員会も開かれているわけでございますけれども、誰に何を聞くかということは議会の方でお決めになっていることでございますので、それは見守っていきたいと考えております」

 --追悼文について追加で。追悼文に内容についてはどのように考えるか

 「基本的に関東大震災という大変大きな災害があり、そして、それに付随した形で、関連した形でお亡くなりになった方々っていうのは、国籍を問わず多かったと思っております。その意味で3月そして9月の大法要ということについては、全ての方々に対しての慰霊を行っていくという点については変わりがないわけでございます。これまで毎年出していたということについては、そういう見方もあるだろうと思いますけれども、私は今回は、全ての方々への法要を行っていきたいという意味から、今回特別な形での追悼文を提出をするということは控えさせていただいたということでございます。多くの方々が被害に遭いました。以上です」