「何のために就職活動をするのか」こっそり就活生の本音を聞いてみた

プロが指南 就活の極意
リクルートスーツを着て就職活動を行う女性ら=大阪市中央区

 この猛暑の中、まだ慣れないリクルートスーツを身にまとい、街中を歩く就職活動生を見ると、2019年卒の就職活動が既に始まっていることを実感します。実際2019年卒向けの就活セミナーに来る学生も増え、彼らからは就職活動に対する不安や焦りが垣間見えます。

 私は学生と対応する際、特に就職活動を始めたばかりの学生に必ず問うことがあります。それは「なぜ、あなたは就職活動をするのですか」ということです。この質問をすると、大半の学生からは「そういう時期だし、周囲がしているから」というような回答が返ってきます。もちろん、周囲が就職活動をし始めると自分自身もしなければならないと感じます。しかし、就職活動を始めてみると想像以上に精神的にも体力的にも大変であり、途中で諦めたくなる時期がきます。その際に「周囲がしているから」という理由で始めた学生は乗り越えられない可能性があります。ですので、就職活動に臨む際には目的や目標を持っていただきたいと思っています

 そうは言っても就職活動を行う目標や目的はなかなか出ないものです。そこで今回は目的を持って就職活動に臨んだ3人の学生を紹介します。就活生の本音なので面接で面接官に話せない内容かもしれませんが、就職活動の目標や目的を掲げる際に参考になるかと思います。

【A君の場合:お金を稼ぎたいから】

 お金を稼ぐことはあまり美しいこととはいわれていないかもしれません。しかし、A君の場合、家庭の経済状況が良くなく奨学金を利用して大学に通い、受験の際にも独学で勉強し志望大学に入学を果たした学生でした。だからこそ、お金の大切さを誰よりも痛感し「自分が将来子どもを持った際には十分な生活と教育を提供したい」という気持ちを持ち、年収の高い企業を狙って就職活動をしていました。そして、生涯年収が高いといわれる企業から内定を獲得することができました

【Bさんの場合:好きなことや得意なことを生かして食べていきたいから】

 Bさんは勉強が得意ではなく、勉強が得意だった兄弟に比べられてきた経験がありました。しかし、学生時代に経験したアパレルのアルバイトでは月間売り上げ1位を何度も獲得し、お客さまや店内に大変感謝されたようです。このことからBさんは「この力を最大限生かせる営業や接客の世界で頑張りたい」と思い、この気持ちで営業職を志望し、希望していた企業から内定を取ることができました。

【C君の場合:社会に大きな影響を与える人になりたいから】

 C君は決して人と話すことは苦手ではなく、目立ちたい気持ちを以前から持っていました。しかし、勉強に精を出していたこともあり、あまり目立つこともなく、人に影響を与えることもなかったそうです。だからこそ、将来はダイナミックな仕事に関わり、社会に大きな影響を与える存在になりたいという強い気持ちをもって就職活動を行っていました。そして、社会に必要不可欠なモノを扱う企業から見事内定を獲得することができました。

 先にもお伝えしましたが、これらの学生の本音は面接官に伝えられるものではないかもしれません。しかし、彼らは「なぜ自分は就職活動をするのか」という自分なりの答えを持っていたからこそ就職活動に積極的でした。そして、毎日のハードスケジュールをこなし、企業から不採用通知が来るなどの精神的に大変なことも乗り越え、納得する企業から内定を獲得することができました。就職活動には焦りや不安がつき物です。そして、途中で挫折しそうになるかもしれません。だからこそ「なぜ自分は就職活動をするのだろう」と考え、目標や目的を持って臨んでいただきたいと思います。(「内定塾」講師 谷川成美)

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