豊洲移転基本方針「AI、人工知能、つまり私が決めた」

小池知事定例会見録
定例会見に臨む、東京都の小池百合子知事=10日午後、都庁(松本健吾撮影)

 《10日午後2時から都庁会見室で》

【知事冒頭発言】

 「暑い中、皆さん、お仕事にお励みになっておられ、ご苦労さまでございます。今日の記者会見、まず何本か私の方からお伝えすることがございます。5本あります。盛りだくさんです。夏休み前ですから、溜めてやります」

 「まず、補正予算を、臨時会を開いていただいて、ご審議いただく段取りになっておりますので、ご紹介させていただきます。中央卸売市場会計8月補正予算案でございますけれども、市場移転問題については、6月20日にお示しをいたしました『豊洲と築地の両方を活かす』という、これが基本方針だとご紹介したわけでありますけれども、『市場移転に関する関係局長会議』の中で課題の整理、検討を行ってまいりました。その上で、豊洲市場への移転に向けました準備を早期に整えるということと、それから築地の再開発に向けた検討を進めていくということで、総額55億円の補正予算案を取りまとめたところでございます」

 「専門家会議の提言に基づく追加対策工事として30億円が計上されております。それから、具体的には、地下ピット内のガス濃度の上昇を防止するための追加対策工事、こちらが13億円、それから地下水管理システムの機能強化、こちらが16億円を計上しております。それから、ポイントとして第2に、開場に向けた移転準備に必要な経費として25億円を計上をいたしております。要は、具体的には、引っ越し事業の再構築、一度もうやったものでありますけれども、その再構築と、それから営業開始に向けた店舗の造作などの工事、それから円滑な移転に向けたさまざまな準備ということでございます」

 「3点目でございまして、これも以前から言われておりましたけれども、豊洲市場、新しいけれども、使い勝手が悪いという指摘などもございました。よって、使い勝手を向上させるということで、1000万円の計上ということでございます。何かというと、カーブミラーを大型にして、ターレなどがぶつからないようにするといったようなこと。それから各街区にトイレを整備するといったようなことなど、まさしく使い勝手の向上に向けた取組を着実に実施していくというものであります」

 「それから、4番目でありますが、こちらは築地の再開発に向けた検討として2000万円を計上するものであります。補正予算成立後、速やかに築地再開発検討会議、仮称でございますが、こちらを設置いたしまして、築地のロケーションを最大に活かしたまちづくりという観点から検討を進めていくというものでございます。検討メンバーには、都市計画や経済・経営などの分野の学識経験者を加えまして、プロポーザル方式の活用で、これまでの現状や、そして課題があればその整理、開発のコンセプト、これまでの持っていた食のブランド力など、こういったことを改めてまとめまして、事業の進め方を検討していくための、まず会議体として2000万円を準備するということでございます」

 「この補正予算案を速やかにご審議いただくということから、第二回の臨時会を8月21日に告示、そして8月28日に招集いただくということでございます。今回の補正予算案で、豊洲市場への円滑な移転を全力で進めていく、そして築地の再開発に向けた検討をスピード感を持って進めていくということでございます。財務局、中央卸売市場が担当となっておりますので、詳細についてはそちらでお聞きいただければと思います」

 「それから、関連して、豊洲市場への移転に向けた取組といたしまして、今日、環境影響評価条例に基づきまして、事業者である市場当局から所管の環境局に対しまして環境影響評価書の変更届を提出いたしました。その内容でございますが、ご承知のように、建物の下にあるはずの盛土がなかったということを受けまして、専門家会議でご議論いただき、そして提言を頂戴いたしました。その提言いわく、『地下ピット内に換気設備を設置して、そしてコンクリートを敷く対策、そしてまた地下水の管理システムの機能強化をせよ』といったようなワンパッケージの対策を頂戴しまして、これに従ってその対策を追加、変更するものでございます。水質汚濁、そして土壌汚染などについて、事業者である市場当局として予測、そして評価をしまして、その変更に伴う環境への影響は小さい旨を記載しているところでございますが、今後、環境局において変更届の内容を審査して、環境に著しい影響を及ぼすおそれがあるのか否かということを判断して、その上で速やかに環境影響評価審議会を開催する運びとなります。そして、変更届の詳細については、もうお手元にあるかと思いますけれども、中央卸売市場が担当いたしますので、これらの内容、ご確認をいただければと思います」

 「それから、全く別件でございますけれども、テレワークのさらなる普及に向けて、新たに2つの事業を展開をいたしますので、お知らせをしておきます。まず、先月24日に東京テレワーク推進センターを開設し、皆さんにもフォローしていただきました。7月末まで1週間の来所者数というのが、併設しておりますTOKYOライフ・ワーク・バランス推進窓口と合わせまして、280名を超えたというお知らせでございます。これは、多くの方々が関心を持っていただいているという証左ではないかと思いますし、また、センターの開所を機にいたしまして、いわゆる働き方改革の起爆剤となるテレワークをさらに普及促進していきたいと考えております」

 「モデル実証事業への参加企業を募集することといたします。テレワークの導入ですけれども、人材を確保することであるとか、その活用の幅を広げるという反面、労務管理であるとか、ずっとテレワークして、そのままパジャマ姿で実は夜遅くまで仕事をしてしまうとか、そういった新たな労務管理が必要になるということであるとか、それから情報セキュリティは大丈夫かといったようなことなど、これから生じるであろうさまざまな問題について不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。そこで、中小・中堅企業20社をモデル企業として募集をいたします。そして、例えばこのテレワークを導入する件についての導入の準備、何が必要ですか、それから実施するためには何が必要で、検証まで、最後までちゃんとお手伝いをしましょうという、このようなワンパッケージの支援を行いますので、是非ご応募いただければと思います。そして、ご応募いただきまして、選ばれますと、コンサルタントが企業の業務内容であるとか、現状を整理しまして、自宅であるとか、サテライトオフィスなど、どのようなテレワークが適しているのかというアドバイスをいたします。それから、就業の規則がどうあるべきか、それからICTの環境などの課題を整理いたしまして、テレワークの運用に必要な環境を整備する。それから導入に向けた研修などのサポートを行うというものであります。さらに、モデル実証期間中も定期的に訪問しまして、フォローを行ってまいります。今日から募集を行いますので、関心のある企業の皆様方には是非ご応募いただきたいと思います」

 「これに関連して、二つ目は体験セミナーのお知らせでございますけれども、テレワークの基礎知識、それから導入のメリットなどを紹介しまして、実際に体験できるセミナーの開催をいたします。これに加えて、セミナーで導入を検討している企業の方々に、導入をお手伝いするための個別相談会も開催をするということであります。都内各地で行いますけれども、まず8月30日、豊島区で開きまして、その後、都内20か所でずっと開催をしていくということであります。日時、それから会場が決まり次第、順次ホームページでご案内をしてまいりますので、奮ってご参加いただきたいと思います。それから、東京テレワーク推進センターで、毎日、テレワークの体験ツアーを実施しておりますので、先進機器を体験するコーナーであるとか、実際にこれを体験していただくことによって、普通の働き方に早く定着するようにと。多彩な取組を通じまして、時間であるとか、場所にとらわれないテレワークを身近なものにしていただきたいというものでございます」

 「『何でこんな一生懸命やっているの』と言われたら、まさしく働き方改革を定着をさせて、育児とか介護とか、こういったことも両立ができると。ただ、会社に長時間いればいい、上司に付き合って最後飲みに行くのも、これも好きな人は『どうぞ』と言いたいところですけれど、それだけじゃなくて、生産性を上げて、自分のスキルも向上させるような、そういう新しい実践の、もしくは働き方を見つけてほしいという思いと、それからオリンピックはちょうど3年後の、今日はもう終わっているのかな、一応。次はパラリンピックへの準備にかかろうとしていると。皆さん、想像してみてください。この暑いときにオリンピック、3年後はやっているのだなと思うと、いろいろ考えるところが皆さんあると思います。それから、交通事情もそうですけれども、この3年後のこの時期、できるだけテレワークが徹底していると、すごい豪雨の日には外に行かなくてもいい、台風が来ても大丈夫というような働き方ができれば、それはそれで私は価値があることだと思っていますので、3年間の助走期間中に、是非多くの皆さんに、『うちの会社はだめだよ』と言ってる方がいないように、できるだけ皆さんに体験をしてほしいということから進めているわけでございます。以上、テレワークについてのお知らせでございます。詳細は、産業労働局にお聞きください」

 「3つ目、東京2020パラリンピックの3年前カウントダウンイベント、先日はオリンピックまでの開催、3 Years to Go!と、3年前カウントダウンイベントを行いましたけれども、今度はパラリンピックの3年前イベントでございます。8月25日、金曜日、江東区のアーバンドックららぽーと豊洲で開催をいたします。会場では、5人制サッカーの加藤健人選手にお越しいただくことといたしております。デモンストレーションを行います。何か、私も『やれ』と言われてるんです。5人制サッカーに挑戦をするということなのですけど、『練習も何もしてないのに大丈夫かしら』と思っております。皆さんも体験していただきたい。都民の皆さんもご参加いただいて、魅力や面白さ、それから多分難しいと思うんで、そこのところにも、ご理解いただければ、『こんなことをやっているんだ』と驚きに変わることかと思います。それから、このイベント内容を紹介する動画を作成したので見てください」

 「イベント会場で同時に、平成29年九州北部豪雨東京都義援金の募金箱を設置をいたします。被災地への支援もお願いをすることといたします。それから同時に、必ずオリパライベントのみならず、あらゆる場所に繰り広げております都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクトのブースも設置をいたしますので、不要になった携帯電話などを是非お持ちいただきたいと存じます」

 「それから、関連して、2020年以降も見据えましたパラスポーツの応援プロジェクト、『TEAM BEYOND』、これは、参加者が今もうどんどん、ありがたいことに増えておりまして、その参加していただいた方にはそれぞれ、メールでいろいろなお知らせをさせていただいております。都民、国民の皆さんが、このパラスポーツを応援したくなるような音楽ですとか映像を、これは今度は皆さんから公募しようと思います。『これからもっとパラスポーツをみんなで楽しみたいわ』と思いたくなるような、音楽であるとか映像を公募いたしますので、これ、名称は『BEYOND AWARD 2017』ということといたしまして、手づくりであるとか、音楽、映像を学んでいる専門学校の学生さんであるとか、いろいろな方いらっしゃると思いますけれども、是非、このTEAM BEYOND、パラスポーツの応援ということで、BEYOND AWARD 2017、是非ご応募いただきたいと思います」

 「その上で、応募作品など、ウェブサイトでどんどん公開をしていきます。そして、その中で、受賞候補作品については秋に渋谷のイベントなどを行う予定といたしておりますので、そこでご披露させていただくということでございます。ちなみに、これは皆さんのウェブ投票で決まる賞も設けていきたいと思っておりますので、多くの方々にご投票していただきたいと存じます。この取組につきましては、プロの方々にもサポートしていただくということで、ミュージシャンのKenKenさん、それから俳優の別所哲也さん、ショートショートフィルムなど、動画についてまさしくご助言いただけると思います。いろいろ応援をいただくということでございます。ということで、3年前イベント、TEAM BEYONDなど、オリンピック絡みでお伝えさせていただきました。詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください」

 「その都市鉱山、改めてお伝えをいたします。8月8日の時点で、この都庁で受け付けております携帯電話など、5万個を超えました。ありがとうございます。本当に、わざわざお持ちいただいているわけで、本当に途絶えることなく皆さん来てくださることに、私は大変嬉しく感動するところでございまして、これは今もう全国的に行われて、約700自治体でも受付が始まっているということで、既にこちらはトン数なんですけれども、約106トンが寄せられていると。それから、ドコモショップは、ですから、そこで新しい機種に変えるときなどに交換という形で、約53万個、既に集まっているということでございます」

 「都庁では5万個ということですけれども、全国で始めているプロジェクトでございますので、さらに引き続き、3 Years to Go!と言いますけれども、溶かしたり、つくったりするので、3年ではちょっと逆に遅過ぎて、2年ぐらい前からを、その辺で締め切りぐらいにしないと間に合わないかもしれませんね。というので、これからも引き続きよろしくお願いをしたいと思います。このプロジェクトは、海外からのお客様に申し上げたら、前もボリス・ジョンソンさん、イギリスの外務大臣も、それからニュージーランドの首相も、お持ちいただいたのを覚えていらっしゃると思いますけれど、とても参加したくなる、そういうプロジェクトになっているかと思います。さらなるご協力をお願いいたします。詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください」

 「次、こちらもちょっと広報絡みなのですけれども、東京の魅力を海外に発信する、Tokyo Tokyoという新しいロゴアイコンを、前にご紹介をいたしました。そのポスターができ上がりましたので、ご紹介をさせていただきます。2種類ございます。一つ、Tokyo Tokyoの水色のフォントの上に、Old meets Newと書いてありますけれども、伝統と革新というか、温故知新というか、それはまさしく、アートにするとこういうことかなということで、歌舞伎とロボット、それから、浮世絵の江戸時代の女性とバーチャルシンガーの初音ミクという取り合わせで、新しいものと古いもの、古いものと新しいものを組み合わせたということで、伝統と最先端の文化が共存する、そういう東京のイメージを大変わかりやすく表現したものでございます。歌舞伎の方ですけれども、これは中村芝翫さんにご協力いただいております。隈取りで連獅子の格好をしていただいているところでございます」

 「このように、とてもわかりやすいイメージだと思いますから、今後、海外の旅行会社であるとか、在外公館に配布いたします。海外での旅行博覧会などで、これでPRをいたしてまいりたいと考えております。その上で、多くの民間事業者の皆様にもTokyo Tokyoというアイコンロゴを使っていただくということで、海外や外国人旅行者向けにPRをしていただきたいと考えておりまして、その利用申請を受け付けることといたしております。ビジネス目的で使用する場合でございますけれども、アイコンの管理事務局がございますので、そこに申請をしていただければ結構です。申請方法などの詳しいことにつきましては、Tokyo Tokyoの公式サイトの方でご紹介いたしております。わかりやすく言えば、くまモン方式です。もう、『どうぞ、登録はしてくださいね』と。ただし、もう『自由に使ってね』ということでありまして、たまたま、今、私が持っている、このボールペンは、これは東京都がつくったものですけれども、ここにTokyo Tokyoのロゴが入っております。できるだけ、このTokyo Tokyoという、絶対コピーにはいちゃもんをつけられないであろうというか、つける隙のない、そういうロゴアイコン、これを是非、これからどんどん世界にも広めていきたいと考えております。詳細は、産業労働局にお聞きください。ということでございまして、今日はいくつか、本数はたくさんございましたけれども、私の方から、以上、申し上げまして、ご報告とさせていただきます」

 【質疑応答】

 --まず、補正予算案について9月20日にも、第三回の定例会が招集される見通しということだが、なぜ、今月28日に改めて臨時会を招集して補正予算案を提出するのか

 「もう、一言で言いますと、豊洲市場に早期の移転を円滑に行うため、それを最優先させるということでございまして、速やかにこの補正予算案を提案することで、議会の皆さんにもご審議いただき、そして、そのための臨時会の招集を決定をするということでございます。これまで、6月20日、先ほども申し上げましたように、市場の移転問題については基本方針を述べさせていただいて、関係局長会議で詰めてまいったところでございます。できるだけ早く、その予算の部分も決めておこうということでございます。それに尽きます」

 --今回の補正予算案の中で、築地の再開発に向けた検討として、2000万円が含まれる。再開発の具体像について、先月21日の会見で、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフという例に出したが、千客万来施設をつくる業者が、フィッシャーマンズワーフのような施設ができた場合は、撤退の現実味を帯びてくるということを我々の取材に答えた

 「経営をされる方については、いろいろと経営方針がおありなのだろうと思います。都が運営しようがしまいが、いくつか、築地についての開発というのは、誰かがやることになっていたでありましょうから、これからいろいろと検討をして、築地を生かすという方法と、それから、豊洲市場、これをしっかりと中央卸売市場として育てていくと、この両方を行っていくという点については変わっておりません。それから、築地の再開発検討会議については、補正予算が決まり次第、早期に設置をして、また、メンバーなどについては、今後検討していくということでございます。例を挙げれば、さまざまでしょうけれども、専門家の方々などを含めて、築地の持つ地域特性であるとか、ポテンシャル、事業の進め方を一体どういう形にしていくのかなど、検討をしていただくということでございます。そして、民間から、来年度から民間からのヒアリングを実施などもする予定といたしておりますので、そのやり方なども含めてご議論いただければと考えているところでございます」

 --そのフィッシャーマンズワーフというイメージ自体は、知事の中で気持ちの変わりはあるか

 「いろいろな例が世界中あるのではないでしょうか。それをどうするかを検討していくということであります」

 --業者が、来週中にも、築地をどんな施設にするかという具体像について都に文書で質問するという

 「まだ何も決まっておりませんので、お答えのしようもなかろうかと思いますけれども、しかしながら、今後、豊洲を守って、そして築地を生かしていくという基本方針だけ、今出ているところでございます。いずれにしましても、まずは豊洲への早期の移転、そのためにも、臨時会で予算をお決めいただき、そして、先ほど申し上げました、環境の影響評価なども、手続きをきっちりと進めていくということでございます。それによって、豊洲への移転について、最優先で進めていくというこれまでの方針には、変わりがございません。6月20日以降の方針と。はい」

 --先日、若狭勝衆院議員が、政治団体「日本ファーストの会」の設立と、政治塾の開講を発表した

 「私は一回目の講師を務めさせていただきます。今、都政を担当しているわけでございまして、都政と国政の違い、そしてまた、都政から考えることなどをお話をしようかなと思っております。それ以上のものは、また、講師を受けるのか否かなどについては、考えておりません。それから、最初のご質問ですけれども、日本ファーストと名付けられたようでございますけれども、若狭さんがこれから国政でやっていきたいと思っておられることなど、私は応援していきたいと思っております。国政も、都政とは制度が違いますけれども、いろいろと新しいといいましょうか、これまでの流れの延長線でないものを望んでおられる有権者や国民の方もたくさんおられるんだろうと。若狭さんは、都知事選、それから、都議会選挙を通じて、そういった東京都内ではございますけれども、いろいろなその風であるとか、それから、都民の皆さんの声、熱意、そういったことに直接触れられて、思うところがおありだと思っております。私は、前も申し上げたように、若狭さんについては、この都知事選から大変支援をいただいているという意味で、私は、今度は若狭さんを応援していきたい、その気持ちは変わっておりません」

 --来週の定例会見はお休みということで、夏休みをどんなことをして過ごすのか

 「あまりまだ考えてないんですが、1日は全く時間を気にせず、とにかく寝ます。はい。寝た上で考えたいと思います。それから、私があちこち動きますと、SPさんや、それぞれの県境をまたぐ場合は、また警察の方にもご迷惑をおかけするので、一番良いのは動かないことなんです。よって、家を掃除します。はい。大変重要な夏休みになると思っております。去年もあまりできませんでしたし、今年ようやく議会選挙も終わりましたので、そろそろ本格的な整理に入ろうかと考えております。父と母の遺品の整理もまだ十分終わっておりませんので、こちらの方も手がけていきたいと思っております」

 --受動喫煙に関して新しく就任した鈴木俊一五輪相は、就任後のインタビューで受動喫煙について、禁煙原則でなく、徹底した分煙を実現すべきだという趣旨の発言をしている

 「鈴木オリンピック・パラリンピック担当大臣のお考えは大変尊重すべきものだと思っております。それが党として、政府として実際にそれで一気通貫でいくのかどうか。これは、これまでの流れを見ていると、いつまで待てばいいかわからないと思いますので、都とすれば、都及び議会側と調整をしながら、早期に進めていくべきだと思っております」

 --市場で2点。1点目は、定例会だと9月なので、1か月早めたということになる。これは知事が以前からインタビューなどでお答えになっている来年5月の移転ということに間に合わせるためというのが照準として大きいのではないか。もう1点は、招集は28日だが、会期がどれぐらいでと考えているのか

 「一番目の具体的にいま5月と仰ったのは、日経新聞が早まって5月と報道されたことをベースにしてお聞きになっているんだろうと思います。やはり市場の関係者の皆様方のご納得、理解ということを進めていく、このことが何よりも重要だと思っております。一方で、2020年の大会のデポということ、それから、そのための交通緩和のための渋滞を防ぐための道路などなどございますので、これは一旦お決めいただいた移転を延ばしてはまいりましたけれども、一旦お決めいただいた皆様方にもう一度、ご確認をさせていただく、その時間が必要かと感じております。会期については、議会の方がお決めになることだと思います。そのやり方についても議会でお決めいただくということかと存じます」

 --知事と「都民ファーストの会」の関係にで2つ。まず1点目は、今後、知事としては都民ファーストの会とどういう距離感でやっていくのかが見えにくい。その上で、「都民ファーストの会」にどのような役割を期待するのか

 「距離感はきちっと、ケース・バイ・ケースだと思います。距離感といっても、まだ何も始まっていないに等しいのですが、人事などについては、むしろきちっと都民ファーストの会の議論を経て、もしくは代表が決めるときは決めるという形で進めて、ここまで決まってきたと思っております。これについて何か意見を言ったりということはございません。それと特別顧問ということでは、例えば、私は無電柱化のことなどはずっとライフワークのようにやってまいりました。それから高齢化に対してのさまざまな施策、できるだけ早く進めていきたいことなどについて、私の思いというのをきちっとお伝えをするということが必要かなと思っています。また、逆に、『こうした方が良いんじゃないですか』と、いろいろな経験を持った方々がおられて、先ほどの高齢化対策にしても、研究所の所長をやっていらした方、フレイルの研究などもなさって、長寿の研究などもされて、そういう意味での距離感というのはいいやりとりができれば、私は効果があるのではないかなと思っております」

 「それから、2番目の質問も今の答えで大体カバーできるものだと思いますけれども、これから決めるべきものは、スピーディーに決めていく、それから、しっかりと議論すべきものはしっかりと議論をするといったような、テーマに即した形での距離感であったり、時間をかける、もしくは質的に深める、量的に時間をとる、それはもう本当にケース・バイ・ケースになろうかと思っております。一言で言えば、良識に基づいて、都民が見ているのだということをいつも念頭にしながら進めるということだと思っております」

 --今日、都とヤマト運輸が共同で水上バスを使った実証実験が行われた。水上バスの活用に関してどういったところに期待するか

 「お尋ねの件については、これから東京都として改めて、舟運を活用していくと、その一環として水上バスを活用していこうというものでございます。客貨、お客さんの客と、それから、貨物の貨、これを一緒に乗せる、客貨混載と言っているわけですけれども、この実証実験を行うということであります。最近、海外からのお客様もどんどん増えて、この水上バスをご利用いただいて東京の水辺を楽しんでいただく、その際に、物資を輸送するということは、これまで客船という、何でしょうか、括りになっているところに、荷物も一緒に載せてしまうというのは、私は『えらい細かい規則だな』と思うんですけど、そこで実証実験をするということでございます。これからは、将来的には、荷物を預けて観光を楽しむ手ぶら観光サービスということなどを拡充していく。それから、全然話が違いますけれども、災害時には客船である水上バスに荷物を積んで、災害時の医療機材であるとか、救援物資などの輸送ノウハウを、こういった実験でもって蓄積をしておこうというものでございます」

 「こういう、何か途中で挟んで申し訳ないんですけれども、災害で言うならば、今回もあちこちで台風の被害ありましたけれども、加えて、今度、中国で地震が観光名所であったということで、改めてお見舞いを申し上げたいと思います、被災地の方々に対しまして。そういうことで、今回の実証実験で模擬貨物を使用して、輸送におけます課題を抽出するという、そのことを目標にしているということであります。是非上手くいくように」

 --全然違う質問を2つ。1つ目が、今年、知事は靖国神社を参拝する予定はあるのか。2点目は豊洲市場移転問題について、知事が公表した市場と、豊洲と築地と双方に市場機能を残す方針について、財源や運営費など検討した記録が都に残ってないというのが毎日新聞の情報公開請求でも明らかになった。最終判断が知事と顧問団による密室で下されて、情報公開という知事の方針に逆行するんじゃないかという指摘もある

 「まず、8月15日でございますけれども、私は昨年の予定と同じでございまして、東京都の終戦の記念の式典がございます。そちらの方に参加をすることを予定をいたしております。そして、2つ目のご質問でございますけれども、情報というか、文書が不存在であると、それはAIだからです。私があちこち、それぞれ外部の顧問から、それからこれまでの市場のあり方戦略本部、専門家会議、いろいろと考え方を聞いてまいりました。いくら金目がかかるかということについては、関係局長が集まった会議で、既にA案、B案、C案、D案と各種の数字が出てきております。よって、試算については既に公表されているものがあります。最後の決めはどうかというと、人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということでございます。回想録に残すことはできるかと思っておりますが、その最後の決定ということについては、文章としては残しておりません『政策判断』という、一言で言えばそういうことでございます」

 --補正予算の中には、豊洲市場の追加対策の部分が大きな数字を占める。一方で、安全、安心に関しては、知事はこれまで、過去に都議会が決議した付帯決議にこだわりを持っていた。今回の臨時議会で付帯決議を外す議論を今回の臨時議会で求めるのか。それとも、それは9月予定の三定以降の議論になるのか

 「今回、総計70億にならんとする補正予算、その中に追加の工事の費用など、専門家会議の対策に伴って行うということで計上させていただきます。それから、これまでの付帯決議というのは議会がお決めになったことでありまして、私がこだわっているというか、議会が付帯決議をつけるというのは、それは重きがあるから残ってきたもので、私はそれは尊重すべきだろうと考えてきたわけでございます。その上でどうするかは、まさしく議会が動かなければ、そこを都政の側からして、変えるというのはいかがなものかと思いますので、それこそ議会でご審議いただく必要があるのではないかと思います。どういうふうにするかは、まさしく議会の方でご議論をいただきたいと思っております。そして、また、プロジェクトチームなどでも、今後の安全についての法的、科学的なあり方、そして、また今後のあり方などいろいろご示唆もいただいております。これまでいろいろと議論を重ね、また実際のモニタリングなどを重ねてまいりました。その上に、今回、また70億かけて、さらに追加をしなければならないという現状でございますけれども、そこは、これまでのさまざまな専門家のご示唆ということを一つずつ丁寧に確保していくことが、結果としての豊洲市場の確立、中央卸売市場としての確立につながっていくのではないかと考えております。いずれにしましても、議会がこれから、始まったばかりではございますけれども、これらを含めてご議論をいただければと考えております。特に付帯決議の部分は、議会としての付帯決議でございます」

 --日本ファーストの会との連携を民進党とか、無所属の議員が探り始めているが現状を知事はどう思うか。知事は都議会では都民ファーストというものをつくって、都議会の構図を大きく変えることに成功しが、日本ファーストの会が国政に影響を何か与える

 「塾を始められるということで、これから国政に興味のある方々が募集されるのではと思います。ちょうど、希望の塾を昨年10月に開催いたしましたときも、ちなみにこちらも復活して、またいろいろなご興味のある方にご参加いただきたいと考えておりますけれども、これから大いにそれぞれで学んでいただければと。そういう窓が開かれている、ドアが開かれているということは重要なのではないかなと思っております。はい、以上でございます。では、これで終わります。ありがとうございました」