普通エピソードを“注目”エピソードに変えるテクニックを伝授

プロが指南 就活の極意
大勢の就活生が集まった合同企業説明会=京都市左京区

 学業やアルバイト、ゼミ活動、サークル、部活、留学…。学生が企業にアピールするエピソードは、今や多種多様になっています。

 エピソードの選択はインパクトよりも、自分自身の「強み」や「考え方」がしっかりと伝わるものかどうかで判断してほしいと思います。しかし、ただ単純に過去を振り返り、その内容を伝えるだけでは、差別化を図ることはできません。

 とはいえ、20年余りの人生経験で、他の学生と大きな差別化が図れるエピソードを持つ学生はそういないでしょう。

 ですが、就職活動成功のためには、他の学生に埋もれてしまってはいけません。そこで今回は、企業担当者の目にとまるためのテクニックを紹介しましょう。

(1)マイナス経験を複数つくり出し、マイナスとプラスのギャップをアピールしよう

 「そのエピソードで一番困難だったことは」「自分の行動に同調してくれないメンバーがいたときどうしていたか」

 こんなマイナスの経験や人との接し方を聞いてくる面接官も少なくありません。

 こうした質問には、1つのエピソードからマイナスの経験を複数絞り出し、さらにそれらを違う視点からアピールしていきましょう。

 マイナスの経験としては、成果を残せなかった経験、人と予期せぬトラブルになった経験などが挙げられます。1つのエピソードの中からそうした経験を複数話せるように用意し、それらの解決を通じて得た強みも複数用意すると良いでしょう。

 その上で、経験から「何を感じたのか」「解決のためにどう実行に移したのか」といったことをアピールできるようにしましょう。

 伝え方としては「なぜ、マイナス経験を解決しようとしたのか(理由)→どのように行動したか(具体的行動)→結果→得た強み」の順番がおすすめです。

(2)数値化を意識

 エピソードをエントリーシートに盛り込んで提出する場合、その内容はほとんどの場合初めて企業担当者に伝えることになります。そこでインパクトを与えるためにも「数値化」することを意識しましょう。

 具体例として、以下の2つの伝え方を見てください。

・所属サークルは廃部の危機に陥っている。そこで、現状を分析し、問題を解決するために行動した。結果、多くの学生獲得に成功した。

・所属サークルは5人しかおらず、廃部の危機に陥っている。そこで、現状を分析し、問題を解決するために行動した。結果、50人(10倍)の学生獲得に成功した。

 客観的に判断し、インパクトがある方はどちらでしょうか。やはり、具体的な数字を交えた方が分かりやすく、伝わりやすいのではないでしょうか。

 アピールしたい結果や自身が行動を起こすきっかけとなった理由、得た強みなどを「数値化」することが効果的です。

 インパクトを与えるという意味では、第一印象も重視してください。

 面接なら第一声、エントリーシートや履歴書なら最初の文が重要です。

 また、結論をただ伝えるだけではなく、「強みは、粘り強さです」を「強みは、誰にも負けない粘り強さです」というように、常に「+α」を心掛けて自分が言いたいことを伝えてみるのも面白いでしょう。

 エピソードそのもので差別化を図ることよりも、その中身を自分らしく、相手の印象に残るように伝えることが最も大切なのです。(「内定塾」 竹村康孝)

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