あなたはだれタイプ?「ドラえもん」で考える性格診断と選考対策 

プロが指南 就活の極意
アニメ映画「映画 ドラえもん のび太のカチコチ大冒険」完成披露試写会=2月19日、東京・文京区

 就職活動において、学生の皆さんを待ち受けるものといえば「選考」です。「選考」には、エントリーシート・履歴書や面接、グループディスカッション、筆記試験などさまざまな種類があり、これらを通過しなければ内定を獲得することはできません。

 以前の本欄のコラム「面接官は本当にあなたの本質を見抜いているのか」で、「残念ながら面接官はあなたの本質など理解できない」とありましたが、これは紛れもない事実で、新卒の就活生は実際の経験の有無を問わずいくらでも自分を良く見せることができます。しかし、必ずしも就活生の皆さんが華麗な嘘をつけるわけもなく、それで受かるとわかっていても嘘をつきたくないという方も、少なからずいるでしょう。そこで、今回は独断と偏見で就活生を人気漫画・アニメ「ドラえもん」に登場するキャラクターに沿ってタイプ分けし、それぞれのタイプについて「今から何をすべきか」ということをお伝えしたいと思います。ぴったり当てはまらない方も、どのタイプの傾向があるかなどと参考にしてみてください。

(1)「のび太くん」タイプ

 正直者、自分に自信がない、積極的な行動もあまりできない。そんな方はこの「のび太くんタイプ」に該当します。最近ののび太くんは、悪だくみがすぎるように思えるので、声変わりする前の優しい純粋なのび太くんを想像してください。

 「かえってきたドラえもん(今の学生の皆さんには『STAND BY ME ドラえもん』と言った方が伝わるでしょうか)」でもあったように、ドラえもんがいなくなったとある日に、のび太くんは今までにないくらいの勇気を振り絞り、見事ジャイアンを見返すことに成功しました。その雄姿をみたドラえもん、そして皆さんはこの上ない感動をし、拍手を送ったことでしょう。このように、たった1日でも「これだけ頑張ったんだ」というものがあれば、伝えた相手は必ず評価をしてくれます。就職活動では、のび太くんのように感動を巻き起こすことはできませんが、不格好でもちっぽけであっても自身が全力で頑張ったことは、この上ない「学生時代に頑張ったこと」です。

 このタイプに該当し、経験の「ない」方は、何か夢中になれることや頑張れそうなことを一つでもいいので作りましょう。それは、サークルやアルバイト、留学、インターンシップなどなんでも構いません。このタイプに該当し、経験の「ある」方は、継続している経験があればそれを引き続き頑張り、過去に頑張ったことがあるという場合は、すぐにどんなことを頑張ったのか振り返りの作業をしましょう。経験はあるけれど、頑張ってはいないという方は、1日でもいいので「一番頑張った日」を作れるよう作戦を練り、勇気を振り絞って行動に移しましょう。

(2)「ドラえもん」タイプ

 四次元ポケットをこれまでの人生に置き換えます。四次元ポケットから非常にたくさんの多くの秘密道具を出すことができるように、これまでの人生の中で多くの経験をしてきた方はこのタイプに該当します。ドラえもんの一場面でもあるように、ここぞという場面で出す道具を間違えてしまうと、かえってよくない結果を生んでしまうなんてことがあります。就職活動でも同じように、特に面接の場面では「こんな質問にはこう答える」「この業界、企業にはこうアピールする」というある程度のロジックが存在するため、自身のどの経験をどのタイミングで出すのかを理解しておく必要があります。そのため、経験豊富なドラえもんタイプの方は、すぐにでも自己分析を徹底的に行いましょう。改めてどんな経験だったのかを整理し、なぜその時自分はこんな行動をしたのかなどと「なぜの深堀」をしましょう。

(3)「ジャイアン」タイプ

 ここではガキ大将という側面は一旦無視し、「のび太くんにいたずらをする」という執念を、これまでずっと貫いてきたその姿勢に着目です。同じように、経験は乏しいが部活でもなんでも何か一つのことに関しては注力してきた方はこのタイプに該当します。

 彼のように、何か一つのことを「継続して」きたことは、就職活動では大いに評価されます。しかし、経験の機会があふれているこの時代に、一つの経験しかしていないということであれば、評価は下がってしまいます。そのため、現在このタイプの人は、経験の数を増やしましょう。何か夢中になれることであれば、アルバイトやサークルでもなんでも構いません。ただし、意識したいこととしては、普段のジャイアンのようにスネ夫と2人でいたずらをするという少人数でのものではなく、映画の時のジャイアンのようにのび太くんやドラえもんたち、みんなと協力をして活躍するといった集団での経験をしましょう。これまでのように、何か一つのことに夢中になれるこのタイプの方であれば、一歩踏み出すことで一つや二つ頑張り抜ける経験が増やせるはずです。

(4)「スネ夫」タイプ

 話し上手ではあるものの、自分から積極的に活躍の場を広げた経験が乏しい方は、このタイプに該当します。このタイプの方が後にやってしまいがちなのは、最終面接で不合格になってしまうことです。「うまい面接をする」という意識に駆られて言葉巧みに語るが故に、熱意が伝わらなかったり嘘を付いているように見られたりと、何かと誤解を招いてこのような結果に陥ってしまいがちです。また、自身が話したいことをひたすら話をしている傾向も見られるので、面接官が求める質問に答えられているようで答えられていないことも多くあります。

 面接という場では、いかに面接官が聞きたいことを答えた上で、自分をアピールできるかがポイントになってくるので、まずは自己分析を徹底すること。そして、経験の有無に関わらず、インターンシップへ積極的にチャレンジし「企業で働く」ことを実感する機会を多く得ることで、改めて自信がつきますし社会人に対して熱意を伝える術に磨きがかかるでしょう。

(5)「出木杉くん」タイプ

 成績優秀、しかし集団での経験に乏しい方はこのタイプに該当します。名前からお察しのとおり、彼は「できすぎる」はずなのですが、彼が社会人であると考えると「できすぎ」にしては、人を巻き込む力に欠けていないでしょうか。私のイメージですが、出木杉くんは出番が少なく、主役級の5人との絡みが少なく孤立しているようにも見えます。そのためか、自身の能力を持て余しているように思えてしまいます。しかし本来、彼のスペックはのび太くんから主役を奪うには申し分のないほどのものを秘めているのは確かでしょう。

 就職活動では、このちょっとした「イメージ」から、こういう人物なのだと判断されてしまいます。自身の存在感をより強力なものにするために、「集団(チーム)で取り組んだ経験」をしましょう。企業は、さまざまな人がいて成り立つ組織ですので、就職活動においても組織で活躍できる人材が求められます。

 そのため、学業のみならずサークルやインターンシップなどの学外での「集団(チーム)で取り組んだ経験」を身につけ、自身の良さを最大限アピールできるようになりましょう。

 皆さんは何タイプだったでしょうか。「積極性」や「協調性」を求められる就職活動において、どうしても経験の豊富さや集団での経験が求められますが、「今自分が優先してでもやっておいたほうがいいことは何か」という視点で参考にしていただければと思います。自分のタイプがわかったこの瞬間から早速アクションを起こし、就職活動を成功させるための大きな一歩を踏み出しましょう。(「内定塾」講師 池田樹生)

 ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪の主要都市を中心に全国12校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が週替わりで、就活事情の最前線をご紹介します。

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