SMAPはバラバラになったけど、あの名曲は役に立つ!

プロが指南 就活の極意
三井住友海上火災保険の採用面接を受けるため受付に並ぶ学生ら=6月1日午前、東京都千代田区

 「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」

 このフレーズ、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。槇原敬之さん(48)作曲の、SMAPの代表曲として有名な『世界に一つだけの花』のワンフレーズですね。SMAP解散から早くも半年以上が経過し、最近では元メンバー5人のうち、稲垣吾郎さん(43)、草●(=弓へんに剪)剛さん(42)、香取慎吾さん(40)の3人がジャニーズ事務所との契約を終了することが話題になりました。

 一方、就職活動は2018年卒の採用活動が終盤に突入し、19年卒向けのインターンシップの募集が盛んに行われています。

 話を戻しますが、なぜ「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」というフレーズを突然持ち出したのかというと、それはもちろん就職活動に大きな関係があるからです。今回は、2つの観点から、就活におけるこのフレーズの意味をお伝えします。

(1)些細(ささい)なことだと思っていても、その経験は自分自身しかしていない

 「飲食店のアルバイトなんて、みんなやっているじゃないですか」「唯一がんばったボランティアも、たった2週間しかしていません」。こんな理由で、学生時代に頑張ったことが「ない」という方が非常に多いのではないでしょうか。

 しかし、そこで「ない」と決めつけてしまうことそのものが間違っています。企業の面接官は、皆さんがどんな経験をしたかよりも、そこで「どう頑張ったのか」を重視しているため、経験の大きさや期間の長さはあまり関係ありません。そのため、どんなに些細なことであっても、どんなに短い期間であっても、何か一つでも壁にぶち当たりそれを乗り越えた経験があるのであれば、それが自分自身の「学生時代に頑張ったこと」です。

 また、それらの経験は、同じ「飲食店」「ボランティア」であっても、まったく同じ時間に同じ場所で同じ経験をしている人は、誰一人としていない「オンリーワン」の経験なのです。「小さい花や大きな花、一つとして同じものはないから」とは、まさにこのことなのです。これまでのご自身の経験に誇りを持ち、そのエピソードを用いて自分らしさを伝えることで、就職活動は大きく成功に傾くこと間違いありません。

(2)行くべき企業、それは自身が一番活躍できる、自分だけの「オンリーワン企業」

 まず、大手企業に行くことだけがすべてではない、ということをお伝えします。「大手病」という言葉を度々聞くように、人気ランキング上位企業や大手企業を目指し、それ以外の企業は受けないという学生をよく拝見します。

 もちろん、このような選択そのものに「NO」を言うわけでなく、反対に「中小ベンチャー企業やマイナーな企業間の取り引きが中心のBtoB(Business to  business)企業を受けるから、自分は大した就活をしていない」「大手を受ける人と比較をして能力が低い」といったように、ご自身を卑下する方に対してのメッセージとして送りたいと思います。

 人気・大手企業を目指す要因として、もちろん実現したいことがはっきりしている方もいれば、ネームバリューに魅了されている方もいるかと思います。特に、後者の方について、昨今企業の「働き方」に関する話題が絶えず、学生のほとんどが「良い企業(=ブラックではない企業)」に入りたいと考える方が多い中で、この「ネームバリュー=良い企業」と誤解している方も少なくないのではないでしょうか。

 しかし、いくら日本経済に大きく貢献してきた大手優良企業でさえ、時には倒産することもありますし、経営状況が非常に厳しくなることだってあるわけです。また、そのような企業で自身が実現したいことに携われるとは限りません。残業も本当はとても多いかもしれません。それらの企業が、必ずしも皆さんの求める「良い企業」とはかぎらないのです。

 近年、中小企業やベンチャー企業が事業実績や働き方について注目される機会がどんどん増えてきています。それらの企業の傾向として、若いうちから責任のある仕事を任されやすかったり、風通しがよく企画提案などの発言がしやすくおのおのの意思を尊重する風潮にあったりすることも多いでしょう。中でも、IT関連の企業は実績を上げ大きな成長を遂げている企業も少なくありません。私個人としては、皆さんが入るべき企業とは、皆さんが「一番活躍できる企業」だと考えています。インターンシップに参加したり就活イベントに積極的に出向き企業と接点を持ったりすることで、チャンスをつかみ取り、あなただけの「オンリーワン企業」を見つけ出しましょう。「一人一人違う種を持つ。その花を咲かせることだけに、一生懸命になればいい」(「内定塾」講師 池田樹生)

 ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、名古屋、大阪の主要都市を中心に全国12校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が週替わりで、就活事情の最前線をご紹介します。

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