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千葉「正論」懇話会詳報 佐藤正久氏が講演 外交の「軸」持ち明確な意思決定を

千葉「正論」懇話会で、日本の安全保障について講演する佐藤正久参院議員=17日、千葉市中央区(京成ホテルミラマーレ)
千葉「正論」懇話会で、日本の安全保障について講演する佐藤正久参院議員=17日、千葉市中央区(京成ホテルミラマーレ)

 17日に千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開催された千葉「正論」懇話会(会長・千葉滋胤千葉商工会議所顧問)の第71回講演会。「ヒゲの隊長」として知られる自民党の佐藤正久外交部会長(参院議員)が、「激動する東アジアの安全保障情勢」と題し、熱弁を振るった。防衛・外交に詳しい佐藤氏の緊迫感あふれる話に、参加者は真剣なまなざしで聞き入っていた。

 講演会は、参加者に検温を実施し、参加者の席の間隔を空けるなど、新型コロナウイルスの感染対策を施して開催。佐藤氏を含めて全員がマスクを着用した。

 佐藤氏は講演で、「危機管理のときに日本人は、『相手から見る』ことをよく忘れる」と問題を提起。中国など大陸側から日本がどう見えるかを考えるため、南が上になる「逆さ地図」を示して説明した。この地図では、中国の南側の海を日本列島が覆っていることが鮮明になり、「日本列島が邪魔だと思われているということを理解しなければいけない」と訴えた。

 そのうえで、「中国の特性は覇権的膨張主義と接近阻止・領域拒否だ」と強調。覇権的膨張主義については、「『アヘン戦争で取られた香港を取り返す』というように、中国では歴史教育で共産党の素晴らしさを教え、子供にいろんな教育をしている。教育を覇権に絡ませている」と懸念を示した。

 設定した海域に米軍を入れないという接近阻止・領域拒否では、「中国は南シナ海を戦略原子力潜水艦の“聖域”にして、米国に対する体制を強化したいと考えている」と話した。そして、「もしそうなれば、日本の油の道(原油を輸入するタンカーの航路)が止められ、経済や社会は大混乱になるだろう。日本の生命線が中国の術中に陥る」と警鐘を鳴らした。大陸棚の所有をめぐる対立などにより、中国が日本に向かうタンカーの航行を妨害する可能性があるという。代替ルートを使えば、1日当たり1億6千万円の追加コストがかかり、経済的な打撃は大きいと指摘した。

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