日豪防衛相、台湾情勢を初協議
岸信夫防衛相は１９日、オーストラリアのダットン国防相と電話会談し、中国が軍事的圧力を強める台湾情勢について意見を交わした。岸氏は台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、台湾をめぐる問題が当事者間の直接対話によって平和的に解決されることを期待すると伝えた。
岸氏が防衛相に就任して以降、オーストラリアの国防相と台湾情勢について意見を交わしたのは初めてで、米国以外の国と台湾情勢を協議するのは異例だ。
両氏はまた、中国に関し、東シナ海や南シナ海での力を背景とした一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致。その上で、中国海警法について懸念を表明した。