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「台湾の安定重要」初明記 防衛白書素案「中国は安保上懸念」

尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島=沖縄県石垣市(鈴木健児撮影)
尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島=沖縄県石垣市(鈴木健児撮影)

 令和3年版防衛白書の素案が13日、判明した。中国軍が台湾周辺で軍事活動を活発化させている現状を踏まえ、「台湾情勢の安定は日本の安全保障や国際社会の安定にとって重要」と初めて明記した。対立が深まる米中関係に関する項目を新設し「政治・経済・軍事にわたる競争が一層顕在化」していると指摘。中国について安全保障上の強い懸念を示した。7月中に閣議で報告される見通しだ。

 先月の日米首脳会談後の共同声明で52年ぶりに「台湾」の記述が盛り込まれたことを受け、3年版防衛白書でも台湾情勢の安定が日本の安全保障に直結すると強調した。「中台の軍事バランスが中国側に有利な方向に変化」しているとの認識を示し、米国による台湾への武器売却など今後の動向を注視していくとした。

 また、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で「力を背景とした一方的な現状変更の試みを執拗(しつよう)に継続」しているとして強い懸念を表明。尖閣諸島周辺の日本の領海で中国海警局船が独自の主張をする活動は「そもそも国際法違反」と非難した。

 北朝鮮については、3月に発射した弾道ミサイルを「新型」と認定。通常の弾道ミサイルよりも低空を変則的な軌道で飛ぶミサイルの開発などを進めており、「ミサイル防衛網の突破を企図」していると指摘した。北朝鮮はミサイル攻撃の手段を複雑化・多様化させており、日本の迎撃態勢への新たな課題となっている。

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