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千葉県の新たな産業構想、市長時代とのツイッターの違い…熊谷知事インタビュー詳報

産経新聞のインタビューに応じる熊谷俊人知事=県庁(小野晋史撮影)
産経新聞のインタビューに応じる熊谷俊人知事=県庁(小野晋史撮影)

 千葉県の熊谷俊人知事が産経新聞のインタビューに応じた。直面する新型コロナウイルス対策や、同県の新たな産業構想、ツイッターでの情報発信について千葉市長時代との違いなどを語った。

 --就任1カ月の手応えは

 「ある程度準備してきたので大体予測通りだが、コロナに関しては毎日、目まぐるしく即断を求められている。相当なエネルギーを注がざるを得ず、気を抜けない。東京の感染状況にどうしても引きずられる」

 --コロナ対策は全庁で取り組むとしている

 「県庁組織の能力を最大限に出さないといけない。人事や予算を所管する総務部の理事を兼ねたコロナの特命担当部長を作った。健康福祉部だけでなく全庁的に人や予算をフル活用することで、より踏み込んだ対策ができる。(優良飲食店に対する)認証制度はまさにそれで、健康福祉部だけではできない。知事としても、2人の副知事と一緒になって総合調整をし、組織力を最大限に活用する」

 --認証制度の導入への検討状況は

 「大型店と小さな店で基準をどう考えるかや、どういうときに緩和するかの議論をしている。国や他県の動きも整理してやっており、一歩一歩進んでいる。飲食のうち食の部分は、感染リスクが少ない形状や空間をしっかり認めていきたい。酒をどうするかだが、何らかの制約を課した上での緩和になると思う。感染対策をしっかりしている店はできる限り開けられるようにしたい。私たちとしては、営業させるのが目的というより、『これくらいの対策まで行こうよ』と。ここが重要なポイントだ」

 --コロナで財政はより厳しい。いかに稼ぐか

 「一番重要だ。千葉県は産業用地が非常に不足しており、県庁をフル稼働させて積極的に産業用地を整備し、企業誘致や民間投資の促進に取り組む。短期的にはアクセスが整っている所で、市町村や民間と組んで開発する。20年かかるような中長期的なケースは、道路も含めたインフラとの連携で一つずつやっていく」

 --新たな産業構想は

 「千葉県は(沼田武元知事の幕張新都心、かずさアカデミアパーク、成田空港を軸とした産業発展を目指した)三角構想があったから、ここまで発展した。中長期的な産業ビジョンは示すべきだ。特に成田空港の第3滑走路や柏の葉キャンパス(柏市)という大きな学術の集積があり、東京湾アクアラインが800円になって、三角構想から大きく変化した。北千葉道路や新たな湾岸道路など今後も大きな変化がありうることから、今は長期構想を考えるタイミングだ。経済界の英知などあらゆる関係者の意見を結集して長期構想を練り上げる必要がある」

 --柏の葉キャンパスに注目する理由は

 「東京大や千葉大も含め、あれだけのものがあって産学連携の大きな拠点になる。少なくとも三角構想は東葛地域が全然入っていない。私が示す茨城との連携でも、その先に筑波があり、東葛を産業の拠点として位置付ける必要がある」

 --知事になって千葉市長時代とツイッターの内容に変化がある

 「当然ながら意識している。市長時代は市民とのフランクな意見交換をモットーとしていたが、知事になると、特にコロナの状況では一言一言により影響が大きいので、もっと慎重に情報を発信している」

 インタビューは5日で知事就任1カ月となるのを前に4月30日に行われた。   (聞き手 小野晋史)

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