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静岡県知事選 自民・岩井氏が出馬表明「経験や知識、県のために」

6月の知事選出馬を表明する自民党の岩井茂樹参院議員(左)=28日、国会内
6月の知事選出馬を表明する自民党の岩井茂樹参院議員(左)=28日、国会内

 任期満了に伴う静岡県知事選(6月3日告示、20日投開票)をめぐり、国土交通副大臣で自民党の岩井茂樹参院議員(52)=静岡選挙区=は28日、出馬する意向を表明した。同党県連からの出馬要請に応えた形で、国会内で記者団に「今までの経験や知識、人間関係をフル活用して静岡のために頑張りたい。勝つためにやる」と決意を語った。知事選にはこれまでに現職の川勝平太氏(72)が4選を目指して出馬を表明し、立憲民主党や国民民主党が支援を決めている。投開票日まで2カ月を切る中、岩井氏が出馬を決断したことで与野党対決の構図が固まったことになる。

 岩井氏は国会内で行われた地元選出の自民党国会議員団と県内の県連幹部らによるオンライン会合の席上で意向を伝えた。会合後、記者団の取材に応じ、出馬を決断した理由について、県連側の強い要請を挙げた上で「男気じゃないけれど、自分の保身を考えるのではなく、退路を断ってやっていきたい」と述べ、並々ならぬ覚悟を示した。所属する同党竹下派内に慎重論がくすぶることには「いろいろ複雑な状況が少し残っている」と言葉を濁した。

 自民党にとって難産の末に決まった独自候補だけに、県連会長の上川陽子法相は記者団に「岩井氏の勇気ある決断を県民にしっかりと訴えていくよう、一致団結して取り組む」と強調した。上川氏らはこの後、党本部に二階俊博幹事長らを訪れ、党本部推薦を求めたとみられる。

 ただ、自民党には今年に入り逆風が吹く。山形、千葉両県知事選に連敗し、菅義偉(すが・よしひで)政権発足後、初の国政選挙となった25日の衆参3選挙では全敗だった。静岡県知事選では川勝氏の知名度が抜群なだけに「党本部推薦のハードルは高い」(党選対幹部)と難問が残る。

 岩井氏擁立に奔走した県連の中沢公彦幹事長は会合後の記者会見で、根強い慎重論を認めつつ「待望の独自候補が確定した。私たちの思いをくみ取ってもらえる土壌があると信じている」とし、「党本部の力添えをいただき、選挙戦に挑みたい」と党本部推薦に期待感をにじませた。

 一方、川勝氏は28日の定例記者会見で、岩井氏の出馬について「本当に難しい決断をされた」と述べた。知事選には沼津市の自営業、石原義裕氏(64)が出馬に意欲を示している。

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