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菅原氏の「政治とカネ」問題 広島再選挙前に与党に打撃

検察審査会から起訴相当の決議を受けた菅原一秀前経産相=3月12日午後、国会内(春名中撮影)
検察審査会から起訴相当の決議を受けた菅原一秀前経産相=3月12日午後、国会内(春名中撮影)

 自民党の菅原一秀前経済産業相=衆院東京9区=が地元の有権者に「会費」などの名目で現金を渡していたとして東京地検特捜部の任意聴取を受けた問題は、菅義偉(すが・よしひで)首相の政権運営に打撃を与えそうだ。国会運営だけでなく、25日投開票の参院広島選挙区再選挙などへのマイナス材料となりかねないためだ。問題が長引けば、秋までに行われる衆院選への悪影響も予想される。

 一連の問題は、早速菅原氏が与党筆頭理事を務めていた衆院厚生労働委員会の23日の審議に波及した。

 与党は同日午前の厚労委で、一定の収入がある後期高齢者医療費の窓口負担を引き上げる医療制度改革関連法案の採決を提案していた。しかし、立憲民主党は菅原氏が与党筆頭理事を辞任しなければ質疑にも応じない方針を表明。結局、菅原氏が辞任したことで収束したが、採決は来週以降に先送りとなった。

 首相を「政治の師」と尊敬する菅原氏の問題は、野党の格好の追及材料となる。政権幹部は「辞任したので今後の国会運営に影響はない」と強弁するが、公明党の石井啓一幹事長は記者会見で「国民の見方も大変厳しくなっている」と苦言を呈した。

 与党が国会審議以上に神経をとがらせているのが、参院広島選挙区再選挙への悪影響だ。選挙戦は公選法違反事件で有罪が確定した河井案里前参院議員=自民を離党=の辞職に伴うもので、「政治とカネ」が大きな争点となっている。野党候補との接戦が伝えられるだけに、与党候補への向かい風ともなりかねない。

 自民の世耕弘成参院幹事長は記者会見で「わが党の候補は政治とカネのしがらみが全くない」と火消しに走った。ただ、ある閣僚経験者は「菅原氏には早く離党してほしい。二階俊博幹事長の出番だ」と語り、早期の判断を求めた。

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