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西川元農水相不出馬で焦点は後継 衆院栃木2区 ちらつく二階氏の陰

衆院栃木2区の自民党支部会合で不出馬を表明した後、取材に応じる西川公也氏=23日午後、宇都宮市内
衆院栃木2区の自民党支部会合で不出馬を表明した後、取材に応じる西川公也氏=23日午後、宇都宮市内

 自民党の西川公也元農林水産相(78)=衆院栃木2区で落選=が23日、次期衆院選に立候補しない考えを正式に表明したことで、今後は後継候補の人選が焦点となる。同選挙区で議席を持つ立憲民主党の福田昭夫氏(73)が「牙城の死守」を目指すのに対し、自民は栃木県内5選挙区で唯一の空白区を奪還し「自民王国」を回復しようと狙う。

 西川氏は同日、2区の党支部会合を開き「県連は候補者を公募したい意向だ。円満に決まるなら支部長を交代したい」と述べた。出席した同選挙区内の党支部長や県議ら約30人から異論はなかったという。

 会合後に取材に応じた西川氏は、不出馬を決めた理由について「年齢制限で比例代表との重複立候補ができない。万一敗れたら、多くの方に迷惑と負担をかける」と説明。また、自らが所属する派閥の長で、党幹事長の二階俊博氏と3日前に相談した際に「『できることはやってもらう』とありがたい言葉を頂いた」と明かした。

 今後も党幹事長特別参与として政治活動を続け、中国の農産物輸入規制の解除などに取り組みたいとアピールする西川氏。その後継候補選びには、党きっての有力者である二階氏の影がちらつく。

 自民県連は次の2区支部長を公募で選ぶ方針を決めており、西川氏の長男、鎭央(やすお)県議(49)=さくら市・塩谷郡選挙区=が意欲を示す。一部の県議に対しては、二階派の党幹部から鎭央氏への支援依頼があったという。

 一方でこうした動きに反発し、別の選択肢を模索したいとの声もある。鎭央氏の後援会は24日に会合を開いて公募への対応を協議する構えだが、さくら市・塩谷郡以外の2区内の市議からは「これまで鎭央氏との接点はほとんどなかった」と戸惑いの声が上がる。

 自民県連は25日に選挙対策本部会議を開き、公募の詳細を決める。ゴールデンウイーク明けに公募を始め、6月5日の県連大会までに選出する方向だ。対する立民県連も26日に幹事会を開き、野党共闘を含めた衆院選への対応などを協議する。(山沢義徳)

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