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官僚ユーチューバーTASOGAREの見る夢「霞が関に広報革命を起こす」 

官僚ユーチューバー「TASOGARE(タソガレ)」こと松岡慧さん(左)と「タガヤセキュウシュウ」の白石優生さん。「バズマフ」のツートップだ=東京・霞が関の農林水産省
官僚ユーチューバー「TASOGARE(タソガレ)」こと松岡慧さん(左)と「タガヤセキュウシュウ」の白石優生さん。「バズマフ」のツートップだ=東京・霞が関の農林水産省
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 松岡さんは宮崎県川南(かわみなみ)町の出身。名古屋市大の芸術工学部では映像研究室に属し、ひたすら自治体のPR映像などを撮っていた。そんな映像青年が、なぜ就職先に農水省を選んだのか。

 「故郷の宮崎をはじめ、どんどん寂しくなっていく農村を見て、何とかしたいと思った」

 猛勉強して平成が終わる4月、晴れて霞が関へ。スマート農業など先端技術を研究する農林水産技術会議の事務局へ配属された1年目の秋、一斉メールが届いた。《農林水産省からユーチューバーに!》。全国2万人の農水省職員への、バズマフのメンバー公募メールだった。

 「映像を作れると聞き、応募した。まさか自分が出演するとは思わなかった」

 技会事務局とバズマフ担当の併任となり、動画の制作は正式な業務になった。

●ツートップが同室に

 農水省1階、広報室分室の「バズマフ部屋」。ロッカーにはユーチューバーたちの機材や衣装が並ぶ。

 紺色スーツに茶色系のネクタイをきちんと締めた「タガヤセキュウシュウ」の白石優生さん(24)が慌ただしく入ってきた。胸には林野庁が所管する国土緑化募金の「緑の羽根」。カメラや三脚の機材を抱え、「これから撮影なので」と足早に出ていった。

 白石さんは鹿児島県出身。鹿児島大を卒業して入省、熊本市の九州農政局に勤務していた。白石さんのユニットと松岡さんは、バズマフの再生回数ナンバーワンとナンバーツー。同じ九州出身で入省も同期の2人がこの4月、広報室へそろって異動してきたことから、ネット上では「人気ユーチューバーを集めているのでは」とささやかれた。

 安川徹広報室長は「彼らの異動の希望がいれられたからで、集めているわけではない。戦力アップになり、ありがたい」と話す。

 松岡さんは、広報を志した理由をこう語った。

 「役所の広報って、分かりにくいし、分かりやすくても興味を持ちにくい。映像の力で、霞が関の広報を変えたいと思った」

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