PR

ニュース 政治

コロナ禍で救急搬送困難に 3次救急受け入れ制限も 大阪

 新型コロナウイルスの感染拡大で、重症患者が増加するなか、大阪市内の医療機関で、急病人らの搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が増加している。大阪市では新型コロナの重症患者が急増しており、病床の逼迫(ひっぱく)が背景にあるが、専門家は「医療提供体制はぎりぎりの状況」と指摘する。(小泉一敏)

 新型コロナの新規感染者数が6日連続で千人を超えるなど感染拡大が止まらない大阪府。総務省消防庁によると、大阪市消防局の救急搬送困難事案の今月5~11日の1週間の件数は前週から31%増の234件となった。このうち、発熱や呼吸困難などコロナが疑われる症状があったケースは71件で、前週の39件を上回っている。

 大阪市消防局管内での今年の救急搬送困難事案は、感染が拡大していた1月11~17日に298件と今年最多を記録。その後、2月22日の週に200件を下回り、3月22日の週は163件と最少となったが、感染が急拡大した4月に入って増加傾向に戻った。

 救急搬送困難事案が増加した背景には、新型コロナの流行が拡大し、重症病床の確保が難しくなっていることがある。大阪府内の重症病床使用率は18日時点で98・4%。府が確保した重症病床はほぼ満床で、42人が軽症・中等症の受け入れ医療機関で治療を継続している状態だ。

 大阪市内では、重症病床確保のため、重篤な病気やけがの患者を受け入れる「3次救急」の受け入れを一部制限する病院も出ている。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ