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菅首相の米研究機関での講演全文

記者団の取材に応じる菅首相=16日、ワシントン(共同)
記者団の取材に応じる菅首相=16日、ワシントン(共同)

 米国を訪問中の菅義偉(すが・よしひで)首相は16日夜(日本時間17日午前)、政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)で講演した。講演の全文は以下の通り。

 日本国内閣総理大臣の菅義偉です。ハムレ会長、オンラインでごらんの皆さん、この度、米国を代表するシンクタンクであるCSISで講演する貴重な機会をいただき、大変光栄に思います。本日は限られた時間の中ではありますが、私の政権が展開する日本外交の基本戦略について、私の考えを少しお話ししたいと思います。

 日本が位置するインド太平洋地域の情勢に目を向けますと、中国の台頭に伴うパワー・バランスの変化や新型コロナ対応の中で高まった自国中心主義などとも相まって、不確実性が一層増大しているのが現実です。同時に、地域の安全保障環境は一層厳しいものとなっています。

 北朝鮮は先月、再び弾道ミサイルを発射しました。私は危機管理対応を担当する内閣官房長官として、2013年以降、現在に至るまでに約80発の弾道ミサイルの発射を経験しました。これらは全て、安保理決議に明白に違反するものであり、わが国のみならず、地域および国際社会の平和と安全を脅かす行為です。

 われわれは、北朝鮮による全ての大量破壊兵器とあらゆる射程の弾道ミサイルの、いわゆるCVID(完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄)をねばり強く追求していかなくてはなりません。今後とも日米、日米韓の3カ国で緊密に連携し、関連する安保理決議の完全な履行を進め、北朝鮮の非核化を目指していきます。

 北朝鮮問題の解決に当たり、カギを握る中国でありますが、その中国は近年、政治・経済面に加え、軍事面でも、その影響力を急速に高めており、東シナ海・南シナ海などにおける一方的な現状変更の試みを継続しています。私は、主権に関する事項、民主主義、人権、法の支配などの普遍的価値について、譲歩する考えはありません。対中政策については、日米でしっかりと議論していくことが重要です。先ほどもバイデン大統領との間で、非常に真剣で良い議論を行いました。

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