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10代以下の変異株感染 第3波より倍増

 新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、大阪府は14日、学校でのクラブ活動の原則休止などの対策を示した。新型コロナの変異株が、従来型と比べ若年層の感染の割合が高い傾向にあることがその理由だ。ただ専門家によると、変異株の感染リスクは「全世代で高い」といい、学校や家庭内での対策徹底が改めて重要といえる。

 厚生労働省によると、3月末時点で確認された全感染者約47万人のうち、10代以下は約9%(約4万5千人)。一方、変異株感染者(673人)に限ると、10代以下が占める割合は23・3%(157人)に上っている。

 医療体制の逼迫が続く大阪府でも傾向は変わらない。府によると、第3波(昨年10月10日~今年2月28日)で確認された感染者のうち、10代以下は10%だった。これに対し、今年に入ってからの変異株感染者を抽出すると、その割合は約19%に達した。

 子供は従来、感染が比較的少ない上、重症化する割合も小さいとされていた。文部科学省もこうした理由から、学校を通じて感染が拡大する可能性は低いと判断。2度目の緊急事態宣言時も小中高校や大学への一斉休校を要請しなかった。

 小児科医で大阪市立大の瀬戸俊之准教授(臨床遺伝学)によると、子供のコロナ感染が少ないメカニズムは明らかではない。ただ大人と比べ、ウイルスと結合する細胞表面の受容体の数が少ないため、感染しにくいとの説もある。変異株は受容体とより結び付きやすい性質にあるともいい、若年層を含めた感染者の増加に影響しているとみられる。ただ「子供だけに限らず、変異株の感染リスクは全世代で高い」と瀬戸氏。家庭内感染への警戒が必要だとして、「学校や家庭内での基本的な感染症対策を見直すことに注力すべきだ」と述べた。

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