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東京五輪まで100日 サーフィン会場の千葉・一宮町民「海外客来ず残念」

工事が進められている東京五輪サーフィン競技会場=6日、千葉県一宮町
工事が進められている東京五輪サーフィン競技会場=6日、千葉県一宮町
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 東京五輪の開会式が予定されている7月23日まで、14日でちょうど100日となる。千葉県内では、初めてオリンピック競技となるサーフィンが一宮町で実施されるなど、4競技が行われる。整備が進む会場周辺の町民からは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で観客が海外から来なくなったことを残念がる声が上がった。また、同町の馬淵昌也町長は、五輪開催後に競技地として長期的に海外客を呼び込む効果に期待感を示した。

 「海外の人に、近隣を含めた町の良さを知ってもらいたかったので残念な思いだ」。会場近くでサーフショップを営む一宮町サーフィン業組合の鵜沢清永組合長は肩を落とす。一方で、「競技が行われることでサーフィンの町として定着するので、オリンピックには開催してもらいたい」と話した。

 和食店「朱鷺」(同町東浪見)の店主、土岐亮輔さんも、「海外からのお客さんに期待していたところはある」と残念がる。「コロナの影響もあり、苦しい状況が続いているので、国内からのお客さんに期待するしかない」と語った。

 「ホテルくじゅうくり」(同町一宮)の杉本春枝総支配人は、「競技が開催されると、ブランド力が向上して今後のお客さんにつながる」と前向きにとらえていた。(長橋和之)

  馬淵町長との一問一答は次の通り。

 --開幕前と、大会期間中のイベント開催は

 「本来なら事前にイベントなどを実施し、機運を高めるところだが、全国的に新型コロナの感染が拡大している。五輪開催がどういう形になるのかも不透明な状況で、どう対応したらよいか見えてこない状況だ。ただ、期間中は感染対策を徹底した上で、町役場の駐車場を使って、地元の物産や食べ物などの出店を設置し、夜祭りのようなものを開催したいと考えており、準備を進めている」

東京五輪のサーフィン競技の開催地、一宮町の馬淵昌也町長=一宮町役場
東京五輪のサーフィン競技の開催地、一宮町の馬淵昌也町長=一宮町役場
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 --経済効果は

 「競技の期間は8日間と短期間で、観客がどの程度入るかも見通せない。大会中よりも、大会前後での効果を考えている。長野県の白馬村を視察したことがあるが、長野オリンピックの競技地となったことで、現在でも多くの外国人観光客が訪れていた。一宮町も世界初のオリンピックサーフィン競技地として、そのようになれれば、と考えている」

 --競技地になったことで町づくりへの影響は

 「上総一ノ宮駅の東口が整備されたほか、競技会場の跡地にシャワーやトイレ、ミーティングルームなどを備えた自然公園ができる予定だ。駅や公園については維持費がかかるので、持ち出し一方にならないような仕組みを県などと協議をしながら構築していきたい」

 --五輪に向けた思いは

 「開催する以上は感染を拡大することはあってはならないと思っている。開催中の経済効果は度外視し、感染防止を徹底した上で選手たちが力を発揮できるような形で開催してほしい」

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