PR

ニュース 政治

首相が処理水の海洋放出に理解求める 全漁連会長「反対は変わらない」

記者団の取材に応じる菅義偉首相=7日午後、首相官邸(春名中撮影)
記者団の取材に応じる菅義偉首相=7日午後、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉首相は7日、東京電力福島第1原発で生じている処理水の処分をめぐり、首相官邸で全国漁業協同組合連合会の岸宏会長と会談し、海洋放出を念頭に理解を求めた。岸氏は「反対という考えはいささかも変わらない」と強調した上で、政府側に風評被害対策の充実などを求めた。

 首相は「福島第1原発の廃炉の着実な進展は震災からの復興の前提だ。処理水の処分は避けて通れない問題で、海洋放出が確実に実施可能な現実的な方法だという専門家の提言があった。そういうものを踏まえ、政府の方針を決定していきたい」と述べた。会談後、岸氏が記者団に明らかにした。

 経済産業省の有識者による小委員会は昨年2月に処理水の処分について「海や大気に放出するのが現実的」とする報告書をまとめている。

 岸氏は「漁業者や国民の理解が得られない専門家の提言については絶対に反対だ」と述べた。その上で(1)処分方針について漁業者への説明(2)風評被害への対応策(3)処理水の安全性の担保(4)漁業者支援(5)処理水の保管タンクの増設などの検討-について要望した。

 会談は首相側が要請したという。漁業補償については話し合われなかった。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ