PR

ニュース 政治

「国民目線で物事を考えて」菅義偉首相の訓示全文 国家公務員合同初任研修

 その一方で、国家公務員倫理法違反など国民の信頼を損なう事案が発生したことは、深く反省しなければならないと考えています。行政にとって、国民からの信頼は不可欠です。皆さんはこれから、様々な権限をゆだねられることになりますが、それは自分個人の力ではなく、国民から託されたものであることを決して忘れてはなりません。常に謙虚に己を律しながら、国民全体の奉仕者として職務に当たってもらいたいと思います。

 皆さんが国家公務員としての道を歩んでいく中で、ぜひ身につけてもらいたいのが、高い専門性です。国家公務員は、ともすればゼネラリストと見られがちですが、目まぐるしく変化する現代社会においては、偏りのない広い視野を持ちながら、専門分野についても国内外から最新の情報を得て、知見を深めることが求められます。

 皆さんの先輩方には、その道の専門家として国内外の実情に精通している方が数多くいます。私自身、その知見に助けられながら、様々な政策を実現してきました。

 まずは最初に配属された場所で真剣に仕事に取組み、「この仕事であれば自分が一番よくわかっている。誰にも負けない」と言えるようになることを目指してください。過去の経緯をひもとき、現場や関係者の意見をしっかりと聴くなどして、今、国民から求められてることは何かを自分自身の目で確かめ、考え抜き、実行する。そうしてプロとしての自信を持てるようになってもらいたいと思います。

 将来、皆さんが組織の中枢で活躍しているころを想像してみてください。次々現れる未知の課題に対応するため、奮闘している姿を思い描いた人もいれば、まだよくわからないという人もいるかもしれません。

 20年後、30年後の日本、そして世界の姿を正確に予測することは誰にもできません。昨今の自然災害の激甚化や新型コロナの世界的な感染拡大を、30年前に具体的に予測することは出来ませんでした。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ