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感染状況じわり悪化 「第4波」現実味 埼玉

 埼玉県が新型コロナウイルス感染拡大の「第4波」到来の兆候に神経をとがらせている。新規感染報告は下げ止まりの状況が続き、1人の感染者から何人に広まるかを示す指標「実効再生産数」は「1」を超える日が目立つようになった。首都圏4都県での緊急事態宣言解除から31日で10日。首都圏に先立って宣言が解除された大阪府での急速な感染状況悪化も不安要素としてのしかかっている。

 埼玉県内での1日当たりの新規感染者数は最近、2桁にとどまることは極めて珍しく、31日まで9日連続で100人を上回っている。実効再生産数は30日まで4日連続で1を上回り、最も高かった29日は1・089に達した。

 県は、これらの数値から感染状況にリバウンド(感染再拡大)の兆しが表れ始めていると判断しており、「十分懸念すべき状況」(大野元裕知事)として危機感を強めている。

 とりわけ県が不安視しているのが人出の増加だ。

 NTTドコモが携帯電話の位置情報を分析した結果によると、首都圏で緊急事態宣言が解除されて最初の週末となった27日、JR大宮駅(さいたま市大宮区)周辺の人出は、昨年4月7日に比べて5割以上多かった。

 大阪府は31日、宣言解除後の感染拡大を踏まえ、国に「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の適用を要請することを決めた。埼玉県幹部は「大阪のように状況が悪化した場合、重点措置適用を要請する選択肢もありうる」との考えを示す。

 県感染症対策課の担当者は「まだ、努力による抑え込みも可能な段階だ。大勢での飲み会や不要不急の外出は控えるよう引き続き県民に要請する」と話した。(竹之内秀介)

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