森田・千葉知事が国交相と面会 「20年後の礎は作った」
来月退任する千葉県の森田健作知事は23日、赤羽一嘉国土交通相と東京都内で面会した。成田空港と市川市内の外環道を結ぶ国道464号(北千葉道路)のうち、主に市川市内を通る未開通区間(約3・5キロ)について、国が令和3年度の新規事業に盛り込んだことへの感謝の意を表した。
森田知事は今年1月、赤羽国交相に新規事業化を要請していた。面会では冒頭、森田知事が「北千葉道路は首都圏から成田空港に最短で直結する。緊急道路ネットワークの強化にもなる」と意義を強調。赤羽国交相は「首都圏の拠点空港として、成田は羽田と両輪だ」などと応じた。
面会後、記者団の取材に応じた森田知事は「なんとしても(知事の)任期中に新規事業化に踏み込みたかった。今回認められて大変うれしい」と話した。
さらに東京湾アクアラインの通行料800円化や圏央道の整備といった3期12年間の道路行政について、「10年後、20年後の礎は作ったと思う。道路ネットワークの集大成だ。特に北千葉道路は、本当に猛スピードで今回新規事業化に踏み込めた」と振り返った。