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野党、コロナ・接待・原発「3つの焦点」追及

参院予算委員会で立憲民主党・蓮舫代表代行(右手前から2人目)の質問に答弁する菅義偉首相=19日午前、参院第1委員会室(春名中撮影)
参院予算委員会で立憲民主党・蓮舫代表代行(右手前から2人目)の質問に答弁する菅義偉首相=19日午前、参院第1委員会室(春名中撮影)
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 菅義偉首相が緊急事態宣言の全面解除を決定し、一夜明けた19日の参院予算委員会は、今後の新型コロナウイルス対策をめぐって首相と立憲民主党の蓮舫代表代行らが論戦を交わした。政府・与党が来週末にも令和3年度予算案を成立させる段取りを描く中、審議最終盤の焦点は新型コロナに加え、総務省幹部への接待問題と東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)のテロ対策不備の3つに絞られつつある。

 「(宣言解除を)政府の政策の成果だと評価する声もあるが、『本当に解除して大丈夫なんだろうか』という懸念の声が広がっているのも事実だ。今解除して本当に大丈夫か」

 予算委で質問に立った蓮舫氏はこう述べ、解除への懸念を首相にただした。「東京や埼玉は感染者数が微増している」とも指摘した蓮舫氏に対し、首相は「そこは大丈夫だ。総合的な対策で何としてもリバウンド(感染再拡大)を防ぎたい」と真正面から答えた。

 蓮舫氏は総務省接待問題についても「幹部の記憶も記録もなくなり(放送事業会社の)東北新社との言い分も食い違ってきている。政治家が責任を取らず、どうやって信頼を取り戻すのか」と迫った。これに対し首相は「総務省で検証を徹底して行い、国民の信頼を回復できるように努める」と強調。蓮舫氏は1月27日の予算委でコロナ対策への首相の発信が不足しているとして「そんな答弁だから伝わらない」と追及したが、この日は激しく責め立てる言動がほとんどなかった。

 大きな波乱もなく衆院を通過した予算案の審議は、参院でも順調に進む。政府高官は19日、予算案について「来週末には成立できるのではないか」との見通しを示した。

 それでも予算審議の終盤に向け、立民などが追及を強めるのが3つの焦点だ。立民の小西洋之氏も接待問題に関与した首相の長男、正剛(せいごう)氏について「何のために接待に参加していたのか、一体何の役割を果たしているのか」と首相にただしたが、質疑は従来のやり取りの域を出なかった。

 宣言解除の決定に加え、政府・与党ペースのままの順調な審議に、自民党内からも安堵(あんど)の雰囲気が漂いつつある。ある与党幹部は余裕の表情でこう語った。

 「立民は『芸風』が変わらないから全然怖くない」(永原慎吾)

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