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政府、ASEANなど対中包囲網の礎目指す 日米豪印「クアッド」

バイデン米大統領、モリソン豪首相、モディ印首相との日米豪印オンライン首脳会議に臨む菅義偉首相と茂木敏充外相(手前左)=12日午後、首相官邸(納冨康撮影)
バイデン米大統領、モリソン豪首相、モディ印首相との日米豪印オンライン首脳会議に臨む菅義偉首相と茂木敏充外相(手前左)=12日午後、首相官邸(納冨康撮影)

 日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」は12日に初めて首脳会合を開き、新たなステージに達した。ただ、インドは中国を極度に刺激することは回避したい意向で、日本政府内でも北大西洋条約機構(NATO)のような軍事同盟への発展には否定的な見方が大勢となっている。日本は4カ国の協力を深化させる一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)などに対中包囲網を広げる礎としたい考えだ。

 日米豪印は2004年12月のスマトラ沖地震の際に「コアグループ」を形成、国際社会の人道支援を主導した。06年には第1次安倍晋三政権が誕生し、民主主義4カ国の連携を提唱。中国の軍事的台頭が進むと、17年11月に公式の事務レベル会合、19年9月には初の外相会合が実現するなど連携は強まり、第2次安倍政権が掲げた「自由で開かれたインド太平洋」は4カ国共通の目標となった。

 ただ、インドは中国と国境紛争を抱える一方、伝統的な非同盟政策もあり、クアッドの軍事協力は共同演習などにとどまる。首脳会合の共同声明でも中国の名指しは避けた。こうした中で日本は日印2国間の防衛協力を進めつつ、クアッドの枠組みを新型コロナウイルス対策や重要技術、気候変動などに広げ、結束を強化していく戦略だ。

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