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自民、首相訪米に期待 「同盟見直し」の野党 違い強調

菅義偉首相=12日午後、首相官邸(春名中撮影)
菅義偉首相=12日午後、首相官邸(春名中撮影)

 自民党が4月前半の菅義偉(すが・よしひで)首相の訪米に期待を寄せている。夏の東京五輪・パラリンピックに向け、バイデン大統領が首脳会談で大会の成功に協力する姿勢を示せば追い風となるためだ。参院長野選挙区補欠選挙(4月25日投開票)をめぐり、立憲民主党の公認候補が共産党などと日米同盟の是正ともとれる協定を結ぶ中、責任政党の立場をアピールできるという計算も働く。

 「日米同盟は言うまでもなく日本外交の基軸だ」

 自民の野田聖子幹事長代行は12日、首脳会談を通じ同盟の深化に期待感を示した。首相はバイデン氏が大統領就任後初めて対面で会談する外国首脳となる可能性が高く、世耕弘成参院幹事長は「米政権が引き続き対日関係を極めて重視している表れだ」と歓迎した。

 2月に先進7カ国(G7)首脳がテレビ会議を開いた際は、「新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の結束の証し」として五輪開催に決意を示す日本を支持する声明が出された。しかし、なお感染状況の行方などを懸念する国も多く、自民関係者は「バイデン氏に米国の選手団派遣を後押ししてもらえれば、他国も追随してくれるだろう」と期待を寄せる。

 また、首相の訪米が日米同盟の堅固さをアピールする場となることを逆手に取り、自民は野党第一党の立民との日米関係に関する認識の違いを印象づけるきっかけともしたい考えだ。

 参院長野補選をめぐっては、立民から出馬する新人の羽田次郎氏が、地元の共産党県委員会などと「韓国や北朝鮮との不正常な関係を解消するために、日米同盟に頼る外交姿勢を是正」と明記した政策協定を交わした。

 立民は党綱領で「健全な日米同盟を軸」とする考えを示しているが、羽田氏が結んだ協定への対処に苦慮している。自民中堅は「『自民党』か『立憲共産党』か、対立軸が国民に分かりやすくなってよいのではないか」とほくそえんだ。(内藤慎二)

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