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週内に総務省幹部4人を処分へ 22日に衆院予算委集中審議

 菅義偉(すが・よしひで)首相が出席する22日の衆院予算委員会の集中審議は、総務省幹部が放送事業会社「東北新社」に勤める首相の長男らから接待を受けた問題が最大の焦点となる。政府・与党は接待額などの調査結果を開示するほか、週内にも接待を受けた谷脇康彦総務審議官ら同省幹部4人を処分する方針だ。ただ、野党は令和3年度予算案の採決拒否もちらつかせ、攻勢を強めている。

 一連の問題は2月3日、文春オンラインが谷脇氏のほか、吉田真人総務審議官、秋本芳徳前情報流通行政局長=20日付で事実上更迭=らが長男らから接待を受けたことを報じ、発覚した。

 総務省はこれまでの国会答弁で、幹部が平成28年以降、長男らから接待を受けた回数が延べ12回に及び、接待でタクシーチケットや贈答品を受け取るケースがあることも認めた。

 さらに、文春オンラインが17日に接待時の音声データを公表。同省の許認可権に関わる放送事業に関する話を、長男とした「記憶がない」と答えていた秋本氏が、19日に「今となっては(長男から)『BS』『CS』『スターチャンネル』に言及する発言はあった」と答弁を一転させた。

 総務省の迷走ぶりに業を煮やした与党は、22日の集中審議で、これまで答弁に立っていない谷脇氏らを出席させることを決めた。同日提出する調査結果には、会食の件数や負担額などを明らかにする方向だ。

 自民幹部は「総務省だけのために予算審議に影響があってはならない」などと強調する。予算案の年度内成立を確実にするため、22日の集中審議で問題に区切りをつけ、3月2日に予算案を衆院で通過させる考えを崩していない。

 だが、立憲民主党などは首相の身内がかかわる問題の追及に色めき立っている。長男とは「別人格」との答弁を繰り返す首相に対し、「首相の長男に接待に誘われて断れるわけはない」(立民幹部)などとして、集中砲火を浴びせる構えだ。(永原慎吾)

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