千葉市長選、自民は分裂選挙に
3月21日投開票の千葉市長選で、自民党千葉市連合支部は9日までに、いずれの候補も推薦しないことを決めた。推薦を求めていた同党市議の小川智之氏(47)と元副市長の神谷俊一氏(47)との間で、市連に属する県議や市議の支持が分かれたため。分裂選挙となる見通しになった。
また、小川氏は9日、市議会の岩井雅夫議長に辞職願を提出し、許可された。
市長選に専念するためで、小川氏は記者団に、「私の政治的スタンスを会員制交流サイト(SNS)や街頭活動、チラシなど紙媒体などを通じて有権者にアピールしていく」と強調した。
市長選には小川、神谷の両氏のほか、共産党県中部地区常任委員の大野隆氏(51)が出馬表明している。
また、小川氏の辞職により、3月12日告示、21日投開票の市議補選(同選挙区)の欠員は1増の2となる。昨年10月に自民党現職の秋葉忠雄氏の死去により、欠員が生じていた。同補選には新人4人が立候補を表明している。