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緊急事態宣言解除の栃木県、緩み警戒 観光地や飲食店は「人出すぐに戻らない」

外出自粛やマスク着用を呼びかける福田富一知事(左)と宇都宮市の佐藤栄一市長=8日夕、同市中心部のオリオン通り
外出自粛やマスク着用を呼びかける福田富一知事(左)と宇都宮市の佐藤栄一市長=8日夕、同市中心部のオリオン通り

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い本県に出されていた国の緊急事態宣言が解除され、県は8日から飲食店などへの営業時間短縮要請を1時間緩和し、県立学校の部活動も休日の活動を認めた。観光業界や飲食店は客足回復に期待する一方「人出はすぐには戻らない」との声も上がる。県は緩みによる再流行を懸念し、引き続き感染対策を万全にするよう呼び掛けている。

 宇都宮市を代表する観光スポット、大谷資料館(同市大谷町)は、県内の感染状況が落ち着いてくるにつれ徐々に客足が回復しつつあるものの、宣言解除初日のこの日も例年の半分程度の人出。担当者は「1都3県の宣言が解除されたり、『Go To トラベル』が再開されたりするなどのきっかけがないと、大幅に改善しないのでは」と話した。

 時短要請が午後9時までに緩和された飲食店も複雑な思いを抱く。同市中心部で居酒屋を経営する男性(30)は、宣言期間中は閉めていた店をこの日から再開させた。「開けてくれという常連の声があったので、自粛に疲れている人もいるのだと思う」とみている。ただ、「(時短営業が)1時間長くなって何が変わるんだという思いもあるし、自粛ムードはまだ続く。本当にお客さんは戻るのか」と不安をのぞかせた。

 感染が落ち着きつつあるとはいえ、医療関係者が厳しい状況に置かれていることは変わらない。懸念されるのが宣言解除に伴う緩みだ。この日の帰宅時間帯を狙って、福田富一知事が同市の佐藤栄一市長らとともに同市中心部を練り歩きながら、外出自粛やマスク着用の徹底を呼びかけた。福田知事は「(宣言解除により県民の)注意力が散漫になり再び感染が拡大しないよう、引き続き呼びかけを続けていく」と話した。(根本和哉)

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