<独自>埼玉県当初予算案、初の2兆円超 コロナ対策で過去最高
埼玉県は、令和3年度当初予算案の一般会計総額を過去最高の約2兆1200億円とする方針を固めた。2兆円を超えるのは初めて。新型コロナウイルス対策などに多額の予算を計上する。複数の関係者が2日、明らかにした。
2年度当初予算の一般会計総額は前年度比3・8%増の1兆9603億円だった。3年度当初予算案では2年度比で約8%増やす。
予算案の最大の柱となる新型コロナウイルス対策では、ワクチン接種の態勢整備や医療提供体制の強化、中小企業の資金繰り支援などの費用が計上される見通しだ。テレワークをはじめとする「新しい生活様式」や、デジタル技術で改革を進める「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の実現に向けた施策の費用も盛り込む。
予算案は19日開会の県議会2月定例会に提出される。