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金髪に特攻服「スーパークレイジー君」 異色の市議誕生 埼玉・戸田

 「弁護士や医師の候補の話なんて、みんな聞き飽きている。僕みたいな人間のほうが若い人から支持される」

 都知事選の後も選挙への思いはくすぶり続けた。そんな中、親族や親友が住んでいた戸田市で市議選が行われることを知り、昨年秋から地固めを始めた。

 金髪、特攻服姿で街頭演説に臨むスタイルは都知事選の際と同じだったが、主張を真剣に聞いてもらいたいという思いから、ダンスパフォーマンスは選挙戦最終日を除いて封印した。地道に有権者に声をかけ、「教育格差是正」「市内のバリアフリー化促進」「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた中小企業への支援拡充」などの公約を訴え続けた。

 特に力を注いだのは小中高生への呼びかけだった。通学路に立って積極的にビラを渡すと、「スーパークレイジー君に会った」といった子供たちの投稿がSNSにあふれ、「子供が喜んでいたので投票した」という有権者もいたという。

 選挙戦で痛感したのは、有権者の「投票のやり方がわからない」「どんな議員がいるか知らない」という政治への無関心だった。

 「自分のような人間が議員になれば政治への興味を持たせることができる。全国で一番注目される市議会にしたい。みんなに注目されれば、市議会にも緊張感が出る」

 議会では、仕立てに約20万円かけたという特攻服の着用は見送るが、「スーパークレイジー君」の名前で政治活動を行うつもりだ。

 「自分には固定観念がないから、いろいろな人の話を素直に聞ける。教育分野を中心に働きたい」と意気込みを語った。

(内田優作)

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