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低姿勢、陳謝、発信強化…「鉄壁のガースー」姿勢に変化?

衆院本会議で新型コロナ特措法改正案について答弁する菅義偉首相=29日午後、国会(春名中撮影)
衆院本会議で新型コロナ特措法改正案について答弁する菅義偉首相=29日午後、国会(春名中撮影)

 菅義偉(すが・よしひで)首相の答弁姿勢に変化が生じている。新型コロナウイルス対策への批判や与党議員の不祥事に低姿勢で応対し、官房長官時代に多用した「答弁は控える」などと突き放すような回答も減った。休日にはインターネット上の発信力強化に向け自民党議員にアドバイスを求めるなど、変身を図っているようだ。

 「反省すべきは反省し、次の対応に生かしていきたい」。首相は29日の衆院本会議で新型コロナ対策についてこう述べ、対応の遅れに対する批判には「謙虚に受けとめたい」と語った。

 首相が反省やおわびを口にしたのはこの日だけではない。27日の参院予算委員会では、自民党幹部が深夜まで会食したことを陳謝し、自身の発信力を問題視されれば「ご指摘は受けとめる」と神妙に答えた。

 安倍晋三内閣の官房長官時代は強気で鳴らしたが、首相をよく知る官僚は「あんな菅さんの姿は見たことがない」と話す。

 昨年の臨時国会では「答弁を控える」や「答える立場にない」などと答弁した回数は100回を超えたが、今国会ではほとんど口にしなくなった。棒読み批判を意識してか、原稿から目を上げ話す姿も目立つ。

 国会の外でも変化を見せている。25日にはインターネットに詳しい自民党の山田太郎参院議員と面会し、ツイッターの投稿に関する助言を受けた。「政府が発するメッセージと世論の受け止めにずれがある」などのアドバイスを、苦笑いしながら聞いていたという。

 首相にとって答弁姿勢や発信力は鬼門になりつつある。官房長官時代は政府の公式見解を繰り返して隙を与えず「鉄壁のガースー」と呼ばれたが、首相になると評価は変わった。野党は「原稿の棒読み」「熱意が伝わってこない」などと厳しく批判した。

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